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Archive for the 'Learn Japanese' Category

The Case of The Missing Syllables

Have you noticed that in words like shika ("deer" ) and hiku ("to pull" ), the "i" sound is almost inaudible?  This often happens also at the ends of the grammatical endings desu and masu, which are pronounced and , respectively. We call this devoicing "i" and "u". That means that they become almost "whispered." This happens when these vowels come between two of the voiceless consonants: p, t, k, s, or h. Also, you will notice that in Japanese, there are some sound syllable sounds that don't exist. For example: "si" doesn't exist, but is replaced by "shi". "ti" becomes "chi" and "tu  which becomes "tsu" "hu" doesn't exist, "fu" is used. However, the "fu" sound is a lot lighter than in English. (To make the sound, blow... Show more

Advanced Japanese Lesson:動詞 (Verbs)

「走る」「食べる」などの語は、動作を表わす語群に分類され「動詞」と呼ばれます。今日は、文法の教科書に載っていない動詞を紹介しましょう。 「事故る」「愚痴る」「皮肉る」などがそれです。 名詞に「る」をつけて動詞として使う用法は、若い世代を中心としてかなり以前から広がりを見せています。「事故に遭う」「愚痴(皮肉)を言う」という表現が正しいのですが、話しことばの中で「昨日、交差点で事故っちゃってさ」「新聞に首相の言動が皮肉られていた」などと使うのです。 さらに興味深いのは、外来語にも「る」をつけて動詞化して用いている例です。「コピる」(コピーを取る、真似する)「メモる」(メモを取る)「スタンバる」(スタンバイする)「ハモる」(ハーモニーを奏でる)「トラブる」(トラブルを起こす、トラブルに巻き込まれる)「ミスる」(ミスを犯す)「パニクる」(パニックに陥る)など、数えればきりがないほどたくさんの動詞が、日常生活に溶け込んで使われていますよ。大正・昭和期に生まれた「サボる」にいたっては、フランス語の「サボタージュ」を略してさらに「る」をつけた動詞ですが、辞書にも掲載され、一般的な動詞と区別なく使用されています。 「告白する」という意味の「コクる」、「挙動不審な様子をする」という意味の「キョドる」など、ことば遊びのような新しい動詞を次々と作り出すことができる、これも日本語の特色の一つと言えるでしょう。 =================== “To run,” “to eat” are classified as words that indicate movement, and are called “verbs.”  Today, I’ll... Show more

Advanced Japanese Lesson:緑か黒か

「烏の濡れ羽(ば)色」という表現を耳にしたことがありますか? これは、水に濡れた烏の羽根のように、つやつやした黒い色を指しています。そう、日本人女性の髪の形容なのです。 さらに、つやのある美しい髪のことを「緑の黒髪」とも言います。緑色なのに黒い…? どんな色の髪なのか想像できませんね。実は、この「緑」とは緑色ではなく、木や草の若葉を意味しているのです。一説には、「みどり」の語源は「芽出る」だと言われています。確かに、新芽はつやつやとした緑色をしていますよね。 ちなみに、同じ「みどり」が含まれることばには「みどりご」という表現がありますが、知っていますか?これも緑色をした子のことではなく、赤ちゃんを指しているのです。漢字も「緑子」ではなく「嬰児」と書きます。「嬰」という文字は「貝+貝+女」で構成され、貝を並べた首飾りをつけている女の子の姿を表わしています。また、「えんえん」となく赤ちゃんの泣き声を表わす擬声語として「エイ」という読み方になった、とする説もあります。生まれたばかりの子どもは草木の新芽のようにみずみずしく、生命力に溢れています。そのようなイメージから「みどり」という語が使われたのです。 話を戻して、「緑の黒髪」とは新緑のようにつややかな光沢のある黒い髪のことなのです。しかし、昨今のカラーリングブームで「緑の黒髪」と形容できる女性が少なくなってしまいました。 ==== Have you ever heard of the expression “the color of a crow’s wet wing” This indicates a shiny black color like when the crow’s feathers... Show more

Advanced Japanese Lesson:オニユリ

七月、オレンジ色の花びらに黒い斑点のあるユリが咲き始めます。ユリは可憐な姿をした花ですが、このオレンジ色のユリには「オニユリ」という恐ろしい名前がついているのです。 日本の昔話を知っている人や、節分について知識のある人は「オニ(鬼)」を知っていますね。鬼とは想像上の怪物で、頭には角が、口には牙が生えています。それ以外は人間によく似た姿として描かれますが、力が強く乱暴を働くので「悪役」を担わされることが多いです。 そんな鬼とこのユリにどんな接点があるというのでしょうか。実は、生物の名前につく「オニ」には「大きい」あるいは「同じ種類のものとは違った形をしている」という意味があるのです。大きいユリ、他のユリとは外観が異なるユリであるから「オニユリ」と命名されたわけですね。 想像上とはいえ、鬼は日本人にとって身近な存在です。その鬼の持つ「大きくて、人間と似てはいるが異なる外見である」というイメージを巧みに利用している点が興味深いですね。この名づけ方の仲間として、オニアザミ(花)、オニヤンマ(トンボ)、オニヒトデなどが挙げられます。 では、小さいことを表わす場合はどんなことばを用いるのでしょう。それは「ヒメ(姫)」や「ヒナ(雛)」です。 ヒメユリは五~六月に開花するオニユリと同じオレンジのユリですが、オニユリの持つ怖いイメージとは反対に、可愛らしい花が想像されます。名前の持つ力は大きいですね。 === A lily with orange petals and black spots starts blooming in July. The lily is a lovely looking flower, but this orange lily has... Show more

Advanced Japanese Lesson:ミソとキモとツボ(3)

「そこがミソだ」「そこがキモだ」という二つの文章は、調味料の味噌や肝臓だと解釈すると何を伝えたいのか分からなくなってしまいます。今回も、一風変わった意味で使われることばを紹介しますね。それは、「そこがツボだ」という文章です。 「ツボ」は「壺」という漢字で表わされ、口が細く胴の部分が丸くふくらんだ形の容器を指します。しかし、この入れ物をイメージして文章に臨んでもさっぱり意味が分かりません。 さて、あなたは「思うツボ」という言い回しを聞いたことがありますか。「子どもが泣くたびにお菓子を買い与えていては、その子の思うツボだ」このように使われる「思うツボ」は「予期した状態、たくらんだ通り」という意味ですね。 時代劇にしばしば登場する賭け事では、竹や籐(とう)で編んだ壺にサイコロを入れて振っています。壺からサイコロが転がり出たときの目はいくつになっているのか、それを当てるのがこの賭け事の面白いところなのですが、なんと経験を積んだ壺振り師は自由自在にサイコロの目を操ることができたとか。ここから、「思い通りになる、予想した状況になる」ということを「思うつぼだ」と表現するようになったのです。 では、「話のツボ」という言い回しを知っていますか。これは「話の要点」という意味です。「なぜ彼と結婚したの?」「笑いのツボが一緒だったからね」この会話に出てくる「笑いのツボ」も「面白いと思う点、ユーモアのセンス」という意味で、容器とはかけ離れた意味ですね。 ... Show more

Advanced Japanese Lesson:ミソとキモとツボ(2)

前回は「そこがミソだ」という文章の意味を紹介しました。それでは同じ文の構造をなす「そこがキモだ」はどのような意味か分かりますか。 「キモ」は漢字で表わすと「肝」。つまり、肝臓のことです。「肝」は大切な役割を果たす臓器で、比喩的に使われることが多いため様々な慣用句が生まれました。 「肝が大きい(肝が太い)」というと、「何が起きても驚いたり怖がったりしない性格である、大胆な様子」を表わします。 「肝が据わる」とは、「度胸がある、些細なことに驚いたり動揺したりしない」という意味です。 「心に深く刻みつけるように記憶して忘れない」ということを表現したいときには「肝に銘ずる」という慣用句を使いますよ。 「突然の出来事や予想外の結果などに大変びっくりする様子」は「肝をつぶす」と言います。 「肝を冷やす」とは「気持ちがひやりとすること」を意味し、「車を運転していたら自転車が飛び出してきて、肝を冷やした」などと使います。 また、「どんなことにも動じない強い母親」を指して「肝っ玉母さん」と呼びます。 ここで、冒頭の文章に話を戻しましょう。「そこがキモだ」という文は、肝臓を指差して「そこがキモだ」と言っているわけではありません。実はこの場合の「キモ」は「最も大事な点」という意味で使われているのです。ですから、「肝臓」という一つの意味しか知らないと全く理解に苦しみます。文例を挙げておきますね。 ・クレーム処理はお客様の言い分を最後まで聞くのがキモだ。 ・流行のシャツはパンツと色を合わせるのがキモ! ・卒業論文を早めに仕上げるにはデータ収集がキモとなる。 ===== Previously, the meaning of the sentence “that’s... Show more

Advanced Japanese Lesson:ミソとキモとツボ(1)

和食に欠かせない調味料・味噌。では、「そこがミソだ」という文はどんな意味なのでしょう。実は、「ミソ」には「得意に思っていること」や「特色とする点」などという意味があるのです。 ところで、「手前味噌」という熟語を知っていますか。「手前」は、一般的に「自分の目の前、自分に近い方」という意味で使われますが、「手前ども」という表現があるように自分のことをへりくだって表わす語でもあるのです。つまり、「手前ども」とは「わたくしども、私たち」と言い換えられるわけですね。「手前味噌」の「手前」も「わたくし」という意味なので「わたくしの味噌=自家製の味噌」が直接的な解釈です。この表現は自分で作った味噌を自慢する様子から生まれ、自分で自分のことを褒めるときに使われるようになりました。「自画自賛」と同じ用法ですね。したがって、「そこがミソだ」という文章で伝えたいのは「そこが自慢なのだ」ということなのです。また、「この映画は『ロミオとジュリエット』を下敷きにしているところがミソなのだ」。この文章では「この映画は『ロミオとジュリエット』を下敷きにしているところが特色なのだ」と解釈すれば良いのです。 この「ミソ」を用いた文例をいくつか挙げてみましょう。 ・我が社の新製品であるパソコンは、重さが1kgしかないところがミソなのです。 ・最後にワインビネガーを少し入れるのがミソだ。 ・あのチームはゴールキーパーがワールドカップ出場経験者であることがミソだと言えるだろう。 ===== Miso or “fermented soybean paste”, the fundamental ingredient in Japanese cooking. Now, what do you... Show more

Advanced Japanese Lesson: 眠りを表わす漢字

人生の1/3を占めるという睡眠。「睡」にも「眠」にも左側に「目」が書かれていますね。 「睡」の右側「垂」は「たれる」という訓読みを持っていて、「まぶたを垂れて(目をつぶって)眠る」という意味です。「眠」には「ねむる」という訓読みがあり、「目をつぶって眠る」という意味。右側の「民」は、目を↑型の針で突く様子を記号化したもので、元来「逃亡を防ぐために目を見えなくした奴隷」を指していたのだとか。ここから、「目が見えない状態となって眠る」という意味を「眠」の文字が担うようになったのです。 「眠る」と似た意味の動詞に「寝る」があります。この二つの動詞はどう違うのでしょうか。 「寝」の部首は「宀(うかんむり)」です。これは屋根をかぶせた家(この漢字にもうかんむりがついていますね)を描いたもので、「室」(「教室」や「室内」などの熟語があり、部屋を表わす)や「宿」(「宿泊」などの熟語があり、訓読みは「やど」)などにもうかんむりが書かれます。さらに「寝」の文字の左下にはベッドを表わす「爿」が簡素化された形で表わされています。つまり、「寝」の文字は「家の中の部屋にしつらえたベッドで眠ること」を意味しているのです。 したがって、「眠」より「寝」の方がどのような状況で眠るのか具体的に表わしているといえるでしょう。さらに、「寝」は眠りに落ちなくても病気などのために身体を横たえて休んでいる状態も表わしています。 === Sleep is said to take up 1/3 of our lives. On the left side of both 睡 sui, and 眠 min, 目 me or “eye” is written. On the right of 睡 is... Show more

Advanced Japanese Lesson: 桃太郎のなぞ

「桃太郎」は、日本人なら誰もが知っている昔話の一つです。この話のあらすじを紹介しておきましょう。 おばあさんが川で流れてきた桃を拾って帰り、割ってみるとその中から男の子が生まれます。この子・桃太郎は、大きくなって鬼が島(ここで使われている「が」は、昔の文法では「~の」という意味です。よって、「鬼が島」とは「鬼の島」なのです)へきび団子を持って鬼退治に出かけると言い出し、道中で出会った犬と猿、キジがきび団子をもらって家来になります。三匹を従えた桃太郎は見事、鬼を征伐して宝物を持って帰る…という結末です。 さて、主人公はなぜ桃から生まれるのでしょう。梨や柿も古来から広く食べられていたそうですから、桃でなくてもよさそうなものなのに、わざわざ「桃から生まれた」と設定されている理由を知っていますか。 桃は、中国において鬼を払う呪物(じゅぶつ)としての効力を持っていると信じられていました。この考え方が日本でも広がり、桃から誕生した主人公に鬼を成敗する力があったことが当然のものとして受け入れられたのです。さらに、桃は不老長寿の薬としても珍重されていました。桃太郎の昔話も、桃太郎が桃から生まれたのではなく、桃を食べて若返ったおじいさんとおばあさんの間に生まれたという展開でも語られています。桃は、他の果物よりも神秘的で特殊な力を持つ果実だと信じられていたからこそ、桃太郎のような話が作られたのですね。 === Momotaro is one folk tale that any Japanese person would know. I’ll introduce the plot of the story to you. An old lady picks up... Show more

Advanced Japanese Lesson: 結婚式の言葉

「六月の花嫁は幸せになる」というジューンブライド。もとはヨーロッパからの伝承だそうですが、今月は日本でも結婚式のシーズンです。 今日は、この結婚にまつわることばについて紹介しましょう。 めでたい席である結婚式では、その雰囲気を壊さないために、不吉な事柄を連想させる語を避ける風潮があります。例えば、夫婦の別離を連想させる「別れる」「切れる(切る)」(夫婦の縁が切れる)「終わる」(結婚生活が終わる、すなわち離婚する)「離れる」(離婚する)などです。では、「ケーキを切る」とか「披露宴を終わる」といったような内容を表現したいときにはどうしたらよいのでしょう? これは、「ケーキにナイフを入れる」、「披露宴をお開きにする」などと縁起のよいことばに言い換えれば解決します。 お祝いの場面で避けた方がよいことばには、「かさねがさね」や「くれぐれも」などのような、意味を強調するために繰り返された形のものも含まれます。これらは「重ね詞(ことば)」と呼ばれ、結婚を繰り返すこと(今回の結婚がうまくいかなくなってしまうこと)を連想させます。 例として、「健康にはくれぐれも気をつけて」という言い回しをみてみましょう。内容としては新郎新婦を気遣う発言ですが、「健康には十分に気をつけて」と表現すれば、おめでたい雰囲気を壊すことなく結婚する二人を思いやる気持ちが表わせるのです。 「縁起のよいことばはよいことを引き寄せ、縁起が悪いことばはよくないことを招く」という考え方が、このようなところにも表れています。 === “ The June bride will be happy” is said about June brides. Although it apparently comes... Show more