Dialogue

Vocabulary

Learn New Words FAST with this Lesson’s Vocab Review List

Get this lesson’s key vocab, their translations and pronunciations. Sign up for your Free Lifetime Account Now and get 7 Days of Premium Access including this feature.

Or sign up using Facebook
Already a Member?

Lesson Notes

Unlock In-Depth Explanations & Exclusive Takeaways with Printable Lesson Notes

Unlock Lesson Notes and Transcripts for every single lesson. Sign Up for a Free Lifetime Account and Get 7 Days of Premium Access.

Or sign up using Facebook
Already a Member?

Lesson Transcript

INTRODUCTION
Naomi: こんにちは、ナオミです。
Chris: Chris here. “Set Tongues Wagging with these Japanese Expressions”
Naomi: このレッスンには、クリスさんが来てくれました。
Chris: どうもよろしくお願いします。
Naomi: よろしくお願いしまーす。このレッスンでは「舌」を使った表現を紹介しようと思います。
Chris: 今回のダイアログは誰と誰の会話ですか?
Naomi: 2人のジャーナリストの会話です。加賀さんと深田さんですね。たぶん同じ会社の同僚だと思います。で、今2人は記者会見の場所にいます。今回の会話には、「政治」の話をするときによく使う単語が出てきます。
Chris: In this lesson, you'll learn idiomatic expressions that use the word 舌, meaning "tongue".
This lesson's conversation takes place before a press conference. It's a conversation between two journalists, Mr.Kaga and Mr.Fukada. In the dialogue, you'll come across vocabulary used when talking about politics.
Naomi: では、聞いてみましょう。
DIALOGUE
加賀: お疲れ。
深田: 大変でしたね。急に呼び出されて。
加賀: 本当だよ。結婚10周年だからレストラン予約して、舌鼓(したづつみ)を打ってたのに、いきなり会社から呼び出しだよ。
深田: 奥さん、大丈夫でした?
加賀: 舌打ちされたよ。で、何?総理辞任?
深田: こんな時間に緊急記者会見をするんだから、たぶんそうだと思いますよ。
加賀: 前回の選挙で「税金は上げない」って言ってたのに、その舌の根の乾かぬうちに「消費税を10パーセントにする」なんて言うから、支持率が下がったんだ。
深田: それから、あの人、本当に話すの下手(へた)ですよね〜。
舌足らずな話し方だし、失言も多いし。
「浮気は文化だ」でしたっけ?
加賀: そうそう。「北海道の人は怠け者で、メロンも育てられない」とも言ったよな〜。
あれは、まずかったなあ。
深田: 言うこともコロコロ変えるから、「二枚舌」なんて外国メディアに悪口書かれちゃいましたしね。
加賀: ま、舌先三寸(したさきさんずん)なのは日本の首相だけじゃないけどな。
深田: 確かに。
加賀: あ、来た!
Naomi: 今度は、英語の訳と一緒に聞いてみましょう。
加賀: お疲れ。
Chris: Hey, how's it going?
深田: 大変でしたね。急に呼び出されて。
Chris: That was tough, suddenly getting called out like this.
加賀: 本当だよ。結婚10周年だからレストラン予約して、舌鼓(したづつみ)を打ってたのに、いきなり会社から呼び出しだよ。
Chris: Right? It's our tenth wedding anniversary, so I'd made a restaurant reservation, and I'm just getting into my food when I suddenly get a call from work.
深田: 奥さん、大丈夫でした?
Chris: Was your wife OK with it?
加賀: 舌打ちされたよ。で、何?総理辞任?
Chris: She clicked her tongue at me. So what's happening? The prime minister's resignation?
深田: こんな時間に緊急記者会見をするんだから、たぶんそうだと思いますよ。
Chris: For them to call a sudden press conference at this hour, I think that's probably what it is.
加賀: 前回の選挙で「税金は上げない」って言ってたのに、その舌の根の乾かぬうちに「消費税を10パーセントにする」なんて言うから、支持率が下がったんだ。
Chris: During the previous election, even though he said he wouldn't raise taxes, in the same breath he said he was going to put consumption tax up to 10% or whatever, so his approval rating dropped, you know.
深田: それから、あの人、本当に話すの下手(へた)ですよね〜。舌足らずな話し方だし、失言も多いし。
Chris: On top of that, that guy is a really poor speaker. He talks with a lisp, and he's always saying inappropriate things.
深田: 「浮気は文化だ」でしたっけ?
Chris: What was it—"Extramarital affairs are Japanese culture?"
加賀: そうそう。「北海道の人は怠け者で、メロンも育てられない」とも言ったよな。あれは、まずかったなあ。
Chris: Yeah, that was it. He also said "People from Hokkaido are lazy, and can't even grow melons properly", didn't he? That was really bad.
深田: 言うこともころころ変えるから、「二枚舌」なんて外国メディアに悪口書かれちゃいましたしね。
Chris: The things he says change from moment to moment, so he got called "two-faced" by the foreign media, didn't he.
加賀: ま、舌先三寸(したさきさんずん)なのは日本の首相だけじゃないけどな。
Chris: Well, it's not only the Japanese prime minister who's oily, you know.
深田: 確かに。
Chris: I daresay.
加賀: あ、来た!
Chris: Ah, he's arrived!
POST CONVERSATION BANTER
Naomi: クリスさん、このクイズ知ってます?
Chris: どんなクイズですか?
Naomi: 謝ってばかりいる政治家は、誰でしょう?
Chris: 謝ってばかりの政治家……いや、分からないですね(笑)
Naomi: 謝るときって、英語だと何て言います?
Chris: To apologize.
Naomi: うーん、あの「ごめんなさい」って、英語だと何て言いますかね?
Chris: I'm sorry.
Naomi: そう!ソーリー大臣、ソーリー大臣……(笑)
Chris: ああ〜……ソーリー、Sorry、Sorry大臣……分かりました(笑)
Naomi: (笑)すみませんでした。
Chris: ダジャレですね(笑)
Naomi: はい(笑)
Chris: ところで、ダイアログの中に「首相」という言葉と「総理」という言葉が出てきましたが、これは両方とも”prime minister”でいいんですか?
Naomi: そうですね。日本だと同じ意味になりますね。
Chris: 違いはありますか?
Naomi: ないと思いますねえ。「内閣総理大臣」というのが正式な名前なんですね。それを短くして、「総理大臣」とか「総理」とか呼ばれるんですね。
で、まあちょっと辞書を引いたら、「首相」というのは内閣総理大臣の別称 ”nickname"だなんて書いてあったんで、まあ、「総理」も「首相」も意味的には同じですし、使い分けもされていないと思いますね。
Chris: うん、なるほど。でも、このダイアログの総理は、ずいぶん悪口言われていましたね~。
Naomi: すごい悪口言われてましたね~(笑)。うん。「マスコミって、政治家の悪口を書いたりするのが仕事なのかな?」とちょっと思っちゃうくらい、日本のメディアは、政治家の悪口、文句がとても多いと思います。
まあ、確かにね、政治や政治家にも問題もあるんですけど、「ちょっと文句多すぎるんじゃないの?」なんて思うことはよくありますね。
まあ、これはね、私の個人的な意見ですけど。クリスさんの国、アメリカだとこれはどうですかね?
Chris: いや、アメリカもかなり悪口言ってると思いますね。
Naomi: ああ、そうなんですか。
Chris: しかもですね、テレビのチャンネルがたくさんあるじゃないですか。何百チャンネルとか。
Naomi: はいはい。
Chris: もう結構ありますので、ずっと24時間ニュースを流してるので、やぱり一生懸命、こうなんか意見とか文句とか言わないと、こう時間がもたないので、かなり悪口言ってると思いますね。
Naomi: あ、なるほど。ま、同じなんですね。じゃあね〜。
Chris: そうですね、つまり。
Naomi: ただ、冷静に考えてみれば、新聞やマスコミが、政治家の悪口を言うことができるっていうのは、ある意味とても恵まれていることだと思いますよね。
Chris: そうですね。Right, well, I guess we should be fortunate that we live in a country where people can actually speak ill of the government without being arrested or killed, right?
Naomi: おお、そう、そりゃあそうですね。うーん……ということで、単語を確認していきましょう。
VOCAB LIST
Chris: 最初の単語は?
Naomi: 失言 [natural native speed]
Chris: using improper words, verbal slip
Naomi: 失言 [slowly - broken down by syllable]、失言 [natural native speed]
Chris: Next
Naomi: 税金 [natural native speed]
Chris: tax
Naomi: 税金 [slowly - broken down by syllable]、税金 [natural native speed]
Chris: Next
Naomi: 支持率 [natural native speed]
Chris: approval rating
Naomi: 支持率 [slowly - broken down by syllable]、支持率 [natural native speed]
Chris: Next
Naomi: 選挙 [natural native speed]
Chris: election
Naomi: 選挙 [slowly - broken down by syllable]、選挙 [natural native speed]
Chris: Next
Naomi: 怠け者 [natural native speed]
Chris: lazy person
Naomi: 怠け者 [slowly - broken down by syllable]、怠け者 [natural native speed]
VOCAB AND PHRASE USAGE
Naomi: では、ダイアログに出てきた単語や表現を確認しましょう。
Chris: 今回のダイアログには似た表現が2つありましたね。「急に」と「いきなり」は "suddenly" という意味で、意味は同じですか?
Naomi: うん、だいたい同じなんですけど、ちょっとニュアンスが違うんですね。例えば、「急に」というのは、「状態がとても変わる」というニュアンスなんです。
例えば、「急に雨が降り出した」
Chris: It suddenly started raining.
Naomi: これは、今まで晴れていたのに、その状態が変わって雨が降り始めたという意味なんです。
それに対して、「いきなり」は「全く予想もしてないときに、何かが起きた」「予想してなかった」というニュアンスが強くなるんですね。
で、ここで大切なのは、「いきなり」は動物や人間に使いますけど、「天気」には使うことができないんです。
Chris: じゃあ、「いきなり雨が降り出した」はダメなんですね?
Naomi: うーん、言えないですね。その場合は、「急に雨が降り出した」と言ったほうが自然だと思います。
あと、「いきなり」には、順番 “order”や 準備 “preparation”、手続き ”process” を飛ばして……というニュアンスがあるんですね。
例えば、「知らない人にいきなりプロポーズされた」
Chris: "I was suddenly proposed to by a stranger."
(笑)それは、すごいいきなりですね。
Naomi: そうですよね。すごいいきなりですよね(笑) たぶん、普通、自己紹介して、デートして、付き合って、それから少ししてプロポーズ……という感じですよね。そういう順番を全部飛ばして、プロポーズされたというニュアンスなんです。
Chris: うん。じゃあ「急に」と「いきなり」の違いが何となく分かりました。でも、「突然」という言葉もありますよね?
Naomi: おお、おお……嫌な質問ですね(笑) そうです。突然も “suddenly” という意味ですもんね。
「突然」も「いきなり」と一緒で、「予想してなかったことが起きた」ということなんですが、だいたい「瞬間的に起こること」に使います。分かりますかね?
Chris: はい! So it tends to be used with instantaneous actions?
Naomi: そうそうそう。だから「突然ドアが閉まった(Chris: The door closed suddenly)」とか、「突然、電気が消えた(Chris: The light suddenly went out)」なんて感じですかね。
じゃあ、まとめましょう。クリスさんが今から英語を言いますので、リスナーの皆さんは、日本語に訳してみてください。いいですか?
Chris: It suddenly started raining.
Naomi: (wait for 10 sec)急に雨が降り出した。
「急に」は「状態がとても変わる」ということでしたね。じゃあ、次の問題。
Chris: I was suddenly proposed to by a stranger.
Naomi: (wait for 10 sec) 知らない人にいきなりプロポーズされた。
「いきなり」は「順番や準備、手続きを飛ばして」というニュアンスがあるんでしたよね。じゃあ最後の問題。
Chris: The door closed suddenly.
Naomi: 突然ドアが閉まった
「突然」は「瞬間的に起こる動作」と一緒に使うんでした。
どうでしたか?全部正解でしたか?レッスンノートに詳しく書いてありますので、よく読んでおいてくださいね。では、今日のイディオムに入りましょう。

Lesson focus

Naomi: ここでは、舌 "tongue"を使ったイディオムをいくつか紹介しましょう。
Chris: In this lesson, you'll learn some set expressions that use the word “舌(した)”, meaning "tongue".
Naomi: ダイアログの中には、6個出てきましたけど、このオーディオでは、2つだけ説明します。
Chris: 最初の表現は?
Naomi: 舌鼓(したつづみ)を打つ 
Chris: 「舌鼓を打つ」? 「打つ」は ”to smack” とか “to hit” ですが、「舌鼓」は何ですか?
Naomi: 舌は ”tongue” ですよね。「鼓(つづみ)」というのは小さな太鼓のことです。英語だとhand drum?
Chris: Right."A traditional Japanese hand drum."
Naomi: 「舌鼓」というのは、舌の太鼓とか舌のドラムということなんですね。これは「おいしいものを食べたときに、思わず出てしまう舌の音」なんだそうです。「舌鼓を打ってしまうくらい、とてもおいしい」という意味なんですね。英語だと、こういうの何て言うんですか?
Chris: うん。to smack my lips
Naomi: ああ!英語だと、舌”tongue” じゃなくて ”lips” だから、唇を打つんですか。
Chris: うん、そうですね。
Naomi: 「唇鼓を打つ」って感じなんですかねえ(笑)
Chris: そうですね。まあ、意味は全く同じなんですけどもね(笑)
Naomi: ああ、面白いですね~。では、例文読みますね。
初めて食べる神戸牛に舌鼓を打った。
Chris: The Kobe beef I had for the first time had me smacking my lips. (To Chris - please feel free to change these translations if something else sounds better to you!!)
Naomi: 神戸牛、相当おいしかったんですかね~。クリスさんはどうですか?最近、舌鼓を打ったことはありますか?
Chris: ありますねえ。
Naomi: 何ですか?
Chris: 東京にも何カ所もあると思うんですけど、「もうやんカレー」っていうカレー屋さんって、ご存じですか?
Naomi: ええ?知らない。もうやんカレー?
Chris: もうやんカレーですね。これって、日本のカレーなんですけども、すごく味が深いカレーで、口だけが辛いんじゃなくて、体全体が辛さを感じて、もう舌鼓を打つっていう感じで、本当に、毎回。
Naomi: もう舌鼓をずっと打ってた感じですか。
Chris: ずっと打ってる感じですね(笑) 東京にいる方にはオススメです。
Naomi: あ、なるほどね。何でしたっけ?お店の名前。
Chris: もうやんカレーって言います。
Naomi: じゃあ、クリスさんは、もうやんカレーで舌鼓を打ったんですね。
Chris: (笑) 次の表現は何ですか?
Naomi: はい。次の表現は、「舌の根の乾かぬうち」あるいは「舌の根が乾かぬうち」。
Chris: 舌の根?「舌」は”tongue” で、「根」は”root” ですね。
Naomi: はい。
Chris: だから「舌の根」は "root of one's tongue" ですね。
Naomi: そうですね。
Chris: ふーん。「乾かぬうち」は何ですか?
Naomi: 「〜ぬ」は「無い」という意味ですよね? ですから「乾かぬ」は「乾かない」。「うち」は「間」とか「前」という意味ですから、「乾かぬうち」というのは、「乾かない間に」とか、「乾かない前」ということです。
Chris: 舌の根が乾かない間に? "while root of one's tongue is still wet" or "before one's tongue dries"
Naomi: うん。「舌の根が乾かない」というのは、何かを言ってから、まだ時間が経ってないということなんですね。
Chris: ふーん。
Naomi: 話すと口の中にツバが回りますので、湿ってるじゃないですか。
Chris: はい。
Naomi: 例えば、何かを言ったすぐ後に、全く逆のことを言う人っていますよね?
Chris: うん。
Naomi: その人を非難するときに使います。「舌の根の乾かぬうちに、こんなことを言った」なんて感じですかね。英語だと、どんなふうに言いますか?
Chris: そうですね。"in the same breath"とかですかね。
Naomi: ああ、英語だと「同じ息で……」みたいな感じなんですかね。
Chris: そうですね。そのとおり。
Naomi: じゃあ、ダイアログに出てきた文章を見てみましょう。
「『税金は上げない』って言ったのに、その舌の根の乾かぬうちに『消費税を10パーセントにする』なんて言うから、支持率が下がったんだ」
Chris: Even though he said he wouldn't raise taxes, in the same breath, he said he was going to put consumption tax up to 10%, so his approval rating dropped.
Naomi: ちょっと難しい文章でしたが、「税金を上げない “wouldn't raise taxes” 」ということと、「消費税を10パーセントにする “[to set consumption tax at 10%]” 」という全く逆の2つのことを、間を開けないで言っちゃったということなんですね。
Chris: それは、人気がなくなって当然ですね(笑)
Naomi: 当然ですよねえ。ということで、いろいろ「舌」を使った表現を今回紹介しましたが、レッスンノートには、他にも「舌打ち」「舌足らず」「二枚舌」「舌先三寸」なんていう表現が紹介してありますので、ぜひ読んでおいてくださいね。
クリスさん、ちなみに、英語には「舌」を使った表現はありますか?
Chris: たくさんありますね。えーと、cat got your tongueとか, silver tongueとか。
Naomi: ああ。Silver tongue?
Chris: Silver tongue。そうですね。口が上手いとかそういう。はい。
Naomi: おお〜、ああ。「銀色の舌」みたいな(笑)
Chris: そうですね。
Naomi: なるほどね。
Chris: もう本当にたくさんあります。

Outro

Naomi: リスナーの皆さんの話す言葉には、「舌」を使った表現はありますか?そしてそれは、どんな意味でしょう?ぜひ教えてください。
Chris: それじゃあ、このレッスンはここまで。
Naomi: それじゃあ、また。
Chris: さよなら。

Grammar

Japanese Grammar Made Easy - Unlock This Lesson’s Grammar Guide

Easily master this lesson’s grammar points with in-depth explanations and examples. Sign up for your Free Lifetime Account and get 7 Days of Premium Access including this feature.

Or sign up using Facebook
Already a Member?

Kanji

Review & Remember All Kanji from this Lesson

Get complete breakdowns, review with quizzes and download printable practice sheets! Sign up for your Free Lifetime Account Now and get 7 Days of Premium Access including this feature.

Or sign up using Facebook
Already a Member?

Comments

Hide