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Lesson Transcript

Japanese
タケとサヤカは付き合い始めて、1ヶ月。だが、会社の人間は二人が付き合っているのは知らなかった。ある日、デートの帰り、
いやー、今日は飲んじゃったねー。
うん、そうねぇ。ちょっと酔っ払っちゃった。ねぇ、これから、うちに寄って行かない?
えっ、本当に?良いの?んじゃ、ちょっとだけ。
いまお茶入れるから待っててねー
おう、サンキュー!(今日はここに泊まることになりそうだなぁ。)
あのね、この部屋に男の人が来るの、あなたが始めてよ。今まで誰も入れたこと無いの。
あ、そうなの?!(いやー、でもさっきから、なんかいやな感じがするんだよなー。誰かににらまれてるって言うか、ここにいちゃいけないような。。。)
ふとタンスの上を見ると、そこ には着物を着た女の子の日本人形が置いてあった。
(そうかー、こいつかぁ。この人形がさっきからずーっと俺のことにらんでたのかぁ。)
日本人形はジーっと、タケのことをにらんでいた。
なぁ、この人形ってさ、目が動いたり、口が動いたりする人形?
そんなことできないわよ。普通の人形よ。
そうか?さっきから、すごい顔で俺のことにらんでるんだよ。
うそー、にらんでないわよ。
いや、本当なんだよ、歯をむいてこっちにらんでんだよ。
ほらー、この人形、歯なんてないから。
えー。。。あれ、変だなぁ。でも気味悪いなぁ。よくこんな人形と一緒に入れるなぁ。おれだったら、どっかに持って行って捨てちゃうよ。この人形さぁ、捨てた方が良いよ。
だめよ、お姉ちゃんからもらったんだから。
へぇーお姉さんいるの?
うん。けれど、私が四年生のときに亡くなっちゃったんだけどね。六つ年上の高校一年生だったの。二人が話しをしていると、タケが帰れる時間ではなくなったので、サヤカの家に泊まることになった。
布団を敷き電気を消し、二人は横になった。
うううぅぅっっ!!!痛い痛い!!!
どうしたの?!
タケがふとタンスの上を見ると、人形はタケをジーっと歯をむいてにらんでいた。
あの人形だよ、あの人形に腕をかまれた!!
えっ。。そんなことするはずないじゃん。
本当なんだよ!あいつが噛んだんだよ!いてーっ
確かに腕には小さな歯の跡のようなものが残っていた。そして、人形の口元には赤い血のような物がついていた。
うー、気味悪い。なぁ、まずいよこの人形。やっぱ捨てた方が良いよ。。。
うーん。。。。
その夜、タケはなかなか寝れず朝を迎えた。
その後、タケはサヤカを避けるようになった。あの日本人形が怖いのと、その人形と暮らしているサヤカのことが気味悪くなってしまったのだ。
それから、2週間後くらいのことである。
サヤカねぇ、今悩んでんのよ。
ふーんどうして
サヤカのところにさぁ、古い日本人形があるの。この人形ってのがさ、サヤカが親しくなった男の子を連れてくると悪さをするんだって。それで、連れてきた男の子はみんな逃げちゃうんだって。
あっ、そう、へぇー(あれ、確か、俺しかサヤカの部屋に入ってないはずじゃなかったっけ?いい加減な女だなぁー)
でね、前の彼氏がね、人形に腕かまれて、人形捨てちゃえって言ってたんだけど、捨てられなかったんだって。でね、今度の彼氏を連れてきたいんだけど、人形が悪さしたらど うしようって、心配なんだって。
あ、そう、へぇー(あれ、付き合い止めたなんていってないのに、俺はもう前の彼氏か?!まったく!!!)
いやね、お姉さんが亡くなる前にくれたらしいんだけどね。彼女からしてみれば、お姉さんの身代わりみたいなものなのよー。でね、顔がお姉さんに似ているんだってさ。
そうか。いやーでもそういうの持っていないほうが良いなぁ、お寺か神社で始末した方が良いんじゃないか?
じゃあ、ちょっと電話かけてみる。
もしもしサヤカ?
あ、もしもし?みき?
人形のことなんだけど、やっぱ神社かお寺に持っていったほうが良いんじゃない?
そうよねぇ、私もちょうどそう思ってたところ。仕事から帰ってくると、朝と違う位置に人形がおいてあったり、形が違ってたりするのよ。私がいない間に、勝手に人形が歩き回ってるみたいなの。やっぱり、お寺か神社に持っていこうと思って。
そうね、その方が良いわよ。
うん。。。。。。やだぁ、この子にらんでるっ!!
もしもし、もしもし?!大丈夫?!
うん、大丈夫。。。
すぐにでもお寺か神社に行きましょ!
ねぇ、悪いんだけどさ、あの子、神社に人形を預けるって言うんだけど、手伝ってくれない?
あぁ、、、、んん、まぁ良いよ。
その週末、タケ、サヤカ、ミキの三人はタケの車でお寺に行くことになった。ダンボールに人形を入れ、サヤカが抱きかかえるようにして持っていた。
んじゃ、出発しようか。
ねぇ、、、ねぇ、人形が外に出たがって暴れてるの!がたがた音がしてる。。
違うよ!車運転してるからさ、それでゆれてるんだよ。
でも、出たがってる。。。
ねぇ、、、、あのねぇ、出してー出してーって声聞こえない?人形が言ってるんだけど。。。
言ってないよそんなこと!!
ほらぁ、言ってる。。。出してー!。。。。。出してー!!!。。。。出してー!!!!!。。。出してー!!!!!!
待てよ、いま車止めるから。
出してー!!!!出してー!!!!ねぇ、ここから早く出してー!!!!出してー!!!!
サヤカはそう叫びながら、ダンボールの箱を開けようとした。
お前何やってるんだよ?!
タケはサヤカの手を押さえようとすると、サヤカはタケの腕に噛み付こうとした。
うわっ!!
ダンボールには小さな穴が開いていた、すると穴の中から。。。。
早く出してーーー。。。
タケとミキは怖くなり外に飛び出した。
はぁはぁはぁ、、あいつ大丈夫かな。。。
はぁはぁはぁ、、、、うん、、、行ってみよう。
サヤカは気を失っているようだった。
よし、今のうちに神社に行ってしまおう。。
お寺に着くと三人はお祓いをしてもらい、寺の住職に人形を預けた。
この人形の魂を抜いて、二度と戻れないようにすべて焼き尽くしてしまいましょう。。。
Japanese and English
タケとサヤカは付き合い始めて、1ヶ月。だが、会社の人間は二人が付き合っているのは知らなかった。ある日、デートの帰り、
Take and Sayaka have been dating for a month. But their colleagues didn't know that they were dating. One day coming home from a date...
いやー、今日は飲んじゃったねー。
Wow. Did we drink a lot today!
うん、そうねぇ。ちょっと酔っ払っちゃった。ねぇ、これから、うちに寄って行かない?
We sure did. I'm pretty tipsy. Hey, do you want to come over to my place?
えっ、本当に?良いの?んじゃ、ちょっとだけ。
What? Really? Can I? Umm, OK. Maybe for a short while.
いまお茶入れるから待っててねー
Can you wait a while. I'll make us some tea.
おう、サンキュー!(今日はここに泊まることになりそうだなぁ。)
Oh, thank you! (I think I'll be spending the night here today...)
あのね、この部屋に男の人が来るの、あなたが始めてよ。今まで誰も入れたこと無いの。
You know what? You're the first man to come to this apartment. I've never let anyone in.
あ、そうなの?!(いやー、でもさっきから、なんかいやな感じがするんだよなー。誰かににらまれてるって言うか、ここにいちゃいけないような。。。)
Oh, really? (But I've been having a bad feeling about this for a while, as if someone is glaring at me or as if I shouldn't be here...)
ふとタンスの上を見ると、そこ には着物を着た女の子の日本人形が置いてあった。
When he looked up on top of Sayaka's chest of drawers, Take sees a traditional Japanese doll wearing a kimono.
(そうかー、こいつかぁ。この人形がさっきからずーっと俺のことにらんでたのかぁ。)
Oh, no. (I get it. It's the doll. That doll's been glaring at me since I came here...)
日本人形はジーっと、タケのことをにらんでいた。
The doll continued glaring at Take.
なぁ、この人形ってさ、目が動いたり、口が動いたりする人形?
Hey. That doll. Is it one of those dolls that can move its eyes or mouth?
そんなことできないわよ。普通の人形よ。
No, it can't do those things. It's a normal doll.
そうか?さっきから、すごい顔で俺のことにらんでるんだよ。
Really? It's been glaring at me with a scary look on its face since I came in.
うそー、にらんでないわよ。
That's not true. It's not glaring at you.
いや、本当なんだよ、歯をむいてこっちにらんでんだよ。
No really. It's been glaring at me with, showing its teeth.
ほらー、この人形、歯なんてないから。
See. This doll doesn't even have teeth.
えー。。。あれ、変だなぁ。でも気味悪いなぁ。よくこんな人形と一緒に入れるなぁ。おれだったら、どっかに持って行って捨てちゃうよ。この人形さぁ、捨てた方が良いよ。
What?...That's weird. But it's kind of creepy. How could you stay in the same apartment as this doll? I would just take it someplace and throw it away. You'd better get rid of this doll.
だめよ、お姉ちゃんからもらったんだから。
I shouldn't. I got it from my older sister.
へぇーお姉さんいるの?
Oh, you have a sister?
うん。けれど、私が四年生のときに亡くなっちゃったんだけどね。六つ年上の高校一年生だったの。二人が話しをしていると、タケが帰れる時間ではなくなったので、サヤカの家に泊まることになった。
Yes, well, she died when I was in fourth grade. She was six years older than me, so she was a freshman in high school (when she passed away).
布団を敷き電気を消し、二人は横になった。
As the two continued talking, Take's last train past. So they decided that Take would spend the night at Sayaka's. The two laid down their futons on the floor, turned off the lights and laid down.
うううぅぅっっ!!!痛い痛い!!!
Uhh! Ouch! Ouch!
どうしたの?!
What happened?
タケがふとタンスの上を見ると、人形はタケをジーっと歯をむいてにらんでいた。
As Take looked at the top of the drawers, he saw the doll glaring straight at him with its teeth exposed.
あの人形だよ、あの人形に腕をかまれた!!
It's that doll. I got my arm bitten by that doll!
えっ。。そんなことするはずないじゃん。
What? ... It wouldn't do something like that.
本当なんだよ!あいつが噛んだんだよ!いてーっ
It's true! That thing bit me! Ouch!
確かに腕には小さな歯の跡のようなものが残っていた。そして、人形の口元には赤い血のような物がついていた。
And just as Take said. There was a small teeth mark on his arm. And the two noticed something red -- like blood -- on the doll's mouth.
うー、気味悪い。なぁ、まずいよこの人形。やっぱ捨てた方が良いよ。。。
Yikes. This is creepy. This doll is really evil. You'd better get rid of it...
うーん。。。。
Well...
その夜、タケはなかなか寝れず朝を迎えた。
That night, Take had trouble sleeping. But then came morning.
その後、タケはサヤカを避けるようになった。あの日本人形が怖いのと、その人形と暮らしているサヤカのことが気味悪くなってしまったのだ。
After that, Take began avoiding Sayaka. He had become scared of the doll and creeped out by Sayaka because she had no trouble living with a wicked doll.
それから、2週間後くらいのことである。
About two weeks later...
サヤカねぇ、今悩んでんのよ。
Something is troubling Sayaka.
ふーんどうして
Why?
サヤカのところにさぁ、古い日本人形があるの。この人形ってのがさ、サヤカが親しくなった男の子を連れてくると悪さをするんだって。それで、連れてきた男の子はみんな逃げちゃうんだって。
She has an old Japanese doll that plays tricks on all the men that Sayaka befriends and takes to her home. And all the men run away from her because of that.
あっ、そう、へぇー(あれ、確か、俺しかサヤカの部屋に入ってないはずじゃなかったっけ?いい加減な女だなぁー)
Oh really? Hmmm... (Hey! Didn't she say that I was the only man who's been to her apartment? That woman isn't very sincere.)
でね、前の彼氏がね、人形に腕かまれて、人形捨てちゃえって言ってたんだけど、捨てられなかったんだって。でね、今度の彼氏を連れてきたいんだけど、人形が悪さしたらど うしようって、心配なんだって。
Her old boyfriend was bitten by the doll, and told her to throw it out. But she couldn't bring herself to do it. Now, she wants to bring her new boyfriend home, but is worried about what evil deeds the doll will do.
あ、そう、へぇー(あれ、付き合い止めたなんていってないのに、俺はもう前の彼氏か?!まったく!!!)
Oh really. Hmmmmm... (What? We didn't say we were breaking up and I'm already an ex-boyfriend?! What is that?!) Well, what kind of doll is it?
いやね、お姉さんが亡くなる前にくれたらしいんだけどね。彼女からしてみれば、お姉さんの身代わりみたいなものなのよー。でね、顔がお姉さんに似ているんだってさ。
Well, apparently, Sayaka's sister gave it to her before she died. So Sayaka feels like it's a part of her sister. And the doll's face apparently looks like her sister.
そうか。いやーでもそういうの持っていないほうが良いなぁ、お寺か神社で始末した方が良いんじゃないか?
Really? Well, she shouldn't hold on to something like that. Maybe she should bring it to a temple or shrine and have them dispose of it.
じゃあ、ちょっと電話かけてみる。
Well, let me call her.
もしもしサヤカ?
Hello? Sayaka?
あ、もしもし?みき?
Hello, Miki?
人形のことなんだけど、やっぱ神社かお寺に持っていったほうが良いんじゃない?
About your doll. Maybe you should bring it to a temple or shrine?
そうよねぇ、私もちょうどそう思ってたところ。仕事から帰ってくると、朝と違う位置に人形がおいてあったり、形が違ってたりするのよ。私がいない間に、勝手に人形が歩き回ってるみたいなの。やっぱり、お寺か神社に持っていこうと思って。
I know. That's just what I was thinking. When I get home from work, I notice that the doll is standing someplace other than where it was earlier that day. And it's shaped differently, too. It's like the doll is walking around my house while I'm away. I think I should bring it to a temple or shrine.
そうね、その方が良いわよ。
Yeah, that might be best.
うん。。。。。。やだぁ、この子にらんでるっ!!
Uhhh...Oh no! The dolls is glaring at me!!
もしもし、もしもし?!大丈夫?!
Hello! Hello! Are you OK, Sayaka?
うん、大丈夫。。。
Um. Yeah, I'm fine.
すぐにでもお寺か神社に行きましょ!
Let's go to a temple or shrine right now!
ねぇ、悪いんだけどさ、あの子、神社に人形を預けるって言うんだけど、手伝ってくれない?
Take, I'm really sorry. But Sayaka says she's going to bring the doll to a shrine right now. Can you come and help?
あぁ、、、、んん、まぁ良いよ。
Ummm... I guess.
その週末、タケ、サヤカ、ミキの三人はタケの車でお寺に行くことになった。ダンボールに人形を入れ、サヤカが抱きかかえるようにして持っていた。
That weekend, Take, Sayaka and Miki decided to go to a temple in Take's car. They put the doll into a cardboard box, and Sayaka carried the box in her arms.
んじゃ、出発しようか。
Okay. Ready to go?
ねぇ、、、ねぇ、人形が外に出たがって暴れてるの!がたがた音がしてる。。
Umm... The doll is kicking and struggling to get out of the box! I can hear the noise it's making.
違うよ!車運転してるからさ、それでゆれてるんだよ。
That can't be right. It's the shaking from the car.
でも、出たがってる。。。
But it's trying to get out....
ねぇ、、、、あのねぇ、出してー出してーって声聞こえない?人形が言ってるんだけど。。。
Ummm...Can you hear the doll's voice saying, "Let me out. Let me out." The doll is talking...
言ってないよそんなこと!!
It's not saying that!!
ほらぁ、言ってる。。。出してー!。。。。。出してー!!!。。。。出してー!!!!!。。。出してー!!!!!!
Look, it's talking...Let me out!..... Let me out!.......Let me out!.....Let me out!.......
待てよ、いま車止めるから。
Just wait. I'll stop the car.
出してー!!!!出してー!!!!ねぇ、ここから早く出してー!!!!出してー!!!!
Let me out!....Let me out!....Let me out!.... C'mon. Let me out!....Let me out!....
サヤカはそう叫びながら、ダンボールの箱を開けようとした。
Sayaka continued screaming as she tried to open the box.
お前何やってるんだよ?!
What are you doing?
タケはサヤカの手を押さえようとすると、サヤカはタケの腕に噛み付こうとした。
As Take tried to hold Sayaka's hand, Sayaka tried to bite Take's arm.
うわっ!!
Ouch!!
ダンボールには小さな穴が開いていた、すると穴の中から。。。。
There was a small hole in the box, and from that hole,
早く出してーーー。。。
Let me out, quickly!
タケとミキは怖くなり外に飛び出した。
Take and Miki got scared and ran out of the car.
はぁはぁはぁ、、あいつ大丈夫かな。。。
(huffing and puffing) Is she okay?
はぁはぁはぁ、、、、うん、、、行ってみよう。
(huffing and puffing) Yeah... let's go...
サヤカは気を失っているようだった。
Sayaka seems to have lost consciousness.
よし、今のうちに神社に行ってしまおう。。
Alright. Let's go now, while she's unconscious...
お寺に着くと三人はお祓いをしてもらい、寺の住職に人形を預けた。
When they reached the temple, the three had the priests ward off the evil spirits and gave the priest the doll.
この人形の魂を抜いて、二度と戻れないようにすべて焼き尽くしてしまいましょう。。。
Let's take the spirit out of this doll and and burn it completely so it can never return....

Kanji

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