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Lesson Transcript

Intro

皆さん、こんにちは。ジャパニーズポッドです。
Audio Blog Season 3, Lesson 8 – 建築探検家という職業
Natsuko:こんにちは。なつこです。オーディオブログシーズン3 第8回「建築探検家という職業」。今回は、レッスンのダイアローグでボイスアクターを担当している、チャオ・ササキさんと一緒に、このブログについてご紹介しましょう。ササキさんは、最近のリリースされたレッスンに、ボイスアクターとして出演されているんですよね~。Upper Intermediateを聞いているリスナーの方は、きっと声に聞き覚えがあると思いますよ。それでは、ササキさん、よろしくお願いします。
Sasaki:こんにちは~。ササキです。よろしくお願いしまーす。
Natsuko:今回のブログのタイトル、面白いですよね。あの、「建築探検家という職業」って、一体どんな職業だと思います?
Sasaki:う~ん、何だろうなあ。建築家と探検家は、それぞれ別の職業としては分かりますけど。
Natsuko:はい。
Sasaki:建築と探検が一緒になった職業ってことですよね。
Natsuko:ですよね。
Sasaki:ジャングル探検しながら、建物を造る人ですかねえ? とにかく、とっても珍しい職業だってことしか分からないですねえ。
Natsuko:そうですよね。この肩書きだけじゃ、ちょっと当てるのは難しいですよね。それえでは早速、ブログを聞いてみましょう。
Blog
「建築探検家という職業」 The Job of an Architecture Explorer
最近は全く連絡を取っていないが、同郷の友人に坂口恭平というアーティストがいる。
「何を専門にしたアーティスト?」と聞かれると非常に難しく、近頃は彼も、専ら「建築探検家」という肩書きを用いているようだ。
さて、この建築探検家。何を専門にしているかというと、実は日本のホームレスの家と、その暮らしについてなのだ。
彼はもともと大学で建築を専攻していて、その卒業制作で作ったホームレス建築をまとめた本を、『0円ハウス』と銘打って、世に送り出したのだった。
ホームレスの家といえども、電気は使えるし、なかには、テレビやキッチン、犬小屋までついているものだってある。極端にいえば、東京の狭いボロアパートより、よほど快適な生活を送っている者だっているのだ。
これらの家々が海外では特に珍しがられて、彼の本と作品は、瞬く間に世界のあちらこちらに広がっていった。
「家は生き物。家は、その人そのもの」
と彼が言うように、家あるいは部屋というのは、その人の個性が直接表れる。
皆さんはどんな空間に暮らしていますか?
Banter
Natsuko:皆さん、この坂口恭平さんがどんなことをしている人か、分かりましたか?
Sasaki:ブログの中では、「日本のホームレスの家と暮らしを研究している建築家だ」って言ってましたね。
Natsuko:はい。
Sasaki:ホームレスの人というのは、いわゆる、路上で生活する人のことですよね?
Natsuko:そうですよね。
Sasaki:その人たちの家を建築物として研究するというのは、一体どういう研究なんでしょうかね?
Natsuko:そうなんですよね。ブログの中では、あまり詳しく書かれてなかったんですけど、この坂口さんは、本を出版したり、ウェブサイトも開設してますし、あと、対談や講演なども行っていらっしゃるんですね。で、ウェブでちょっと検索すると、いろいろ情報収集できるんですよ。
Sasaki:おお。じゃあ、もう少し詳しく教えてもらえますか?
Natsuko:はい。東京や大阪などの、いわゆる日本の大都市には、公園や路上で、あの、ブルーシートと言われるようなシートや、あと、ダンボールなんかで家を作って、そこで生活を余儀なくされている、そんな人たちがいるんですよね。で、坂口さんは、その人たちの家は、実はすごいんじゃないかって考えて、「0円ハウス」と呼んで、研究を始めたそうなんです。それで、いろいろな人たちの「0円ハウス」を見せてもらうと、あの、全っ然お金をかけていないけど、例えば誰かが捨てた自動車用バッテリーを再利用して電気を起こしていたり。
Sasaki:おお!
Natsuko:あと、テレビとか、いろいろなゴミを上手に活用して暮らしている。こういう生活術に尊敬の念を持つようになったんだそうなんです。
Sasaki:ほ~。
Natsuko:それで、「0円で、自分が生きるために、自分の頭で考え、自力で作る家」を研究し続けているそうです。
Sasaki:なるほど~。路上や公園で生活をしなくてはいけない人がいるということは、社会として問題があると思うけど、その問題を別にして考えてみると、0円で生活できる場所を作ってしまえる生活力ってのは、すごいですよねえ。
Natsuko:そうですよね。
Sasaki:それに、逆を言うと、まだ使えるものも平気で捨てている人たちに、そういう生活力はあるのかって反省もさせられますね。
Natsuko:そうなんですよ。まさに坂口さんは、その「生きるための建築」というのに魅せられたということなんでしょうね。坂口さんは、小さい頃から、机といすのうえに毛布をかけて、隠れ家のようなものを作っていたりしていたそうなんですけど、男の子って、そういう隠れ家を作るのが好きですよね。ササキさんもご経験があるんじゃないですか?
Sasaki:え~、ハハハッ。隠れ家ね~。いや、あのー、子供の頃だと、隠れ家というより秘密基地なんて呼んでましたけどねえ。
Natsuko:あ~。
Sasaki:はい。あのー、例えばどっか、空き地とかで、木と木の間にダンボールで屋根を作って、そこにー、おもちゃとか持ち込んで、なんか「宝物ー!」って言ったりして遊んでましたね。
Natsuko:は~なるほど。
Sasaki:はい~。
Natsuko:そうですね。そうすると、やっぱりそういうのも、こう、お金をかけてないけど、自分で工夫して作るというという意味では、「0円ハウス」の一種かもしれないですよね。
Sasaki:そうですね。
Natsuko:私は、あのー、隠れ家を作った覚えはあんまりないんですけども、でも、やっぱりこう、自分だけの空間みたいなのって、子どもの頃から居心地良く感じたりしますよね。
Sasaki:ああ、ありますねえ。
Natsuko:それから、先ほどちょっと言いましたけど、坂口さんは、この「0円ハウス」っていうWebサイトを開設されてるんですよ。
Sasaki:おお、おお、おお!
Natsuko:このサイト、実は英語のバージョンもあるので、これはURLをコメントに載せておきますね。なので、皆さん、興味がおありだったら、ぜひご覧ください。
Sasaki:いや~、ますます、あの、坂口さんがどんな活動をしてるか、もっと詳しく知りたくなっちゃいましたね。
Natsuko:はいはい。
Sasaki:あの、ウェブサイトを、ぜひ、のぞいてみようと思います。
Natsuko:はい。「0円で、自分が生きるために、自分の頭で考え、自力で作る家」。皆さんはどんなことを考えましたか。ご意見を聞かせてください。

Outro

Natsuko:それでは皆さん、今回はこの辺で。次回をお楽しみに。
Sasaki:それじゃあ、また~。
0-yen house website (English)
http://www.0yenhouse.com/en/

Kanji

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