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Lesson Transcript

INTRODUCTION
Natsuko: こんにちは、なつこです。
Naomi: なおみです。
Chris: Chris here. Subject to Your Agreement, We Have a Japanese Deal!
Naomi: 今回は、ビジネスシーンで役立つ日本語の最終回です。
Natsuko: あ、最終回!
Naomi: はい、終わりです。
Natsuko: 中田さんとILLトラベルの間の、契約の交渉はどうなるんでしょうか。
Chris: う~ん。うまく、契約にこぎつけられるといいですね。
Naomi: 前回は、中田さんが、ILLトラベルの谷口さんにメールを書いていましたね。
Natsuko: はい。今回は、その何日か後、中田さんがILLトラベルの谷口さんに電話をするところから始まります。
Chris: In the last lesson, Nakata sent an e-mail to Taniguchi of ILL Travel. This time will start a few days later with Nakata calling Taniguchi on the phone.
Natsuko: では、さっそく聞いてみましょう。
DIALOGUE
(電話での会話)
中田:先日お送りした修正案、ご覧いただけましたでしょうか。
谷口:あれ、ちょうどいいタイミングでしたよ。
中田:と、言いますと?
谷口:実は、今年の夏、ハワイ旅行の大キャンペーンを行う予定なんです!
ですから、この内容で発注したいと考えております。
中田:ありがとうございます!さっそく手続きを進めさせていただきます!
あ、その前に、納期を確認したいのですが…
谷口:今年の夏休み旅行商戦に間に合わせたいので、遅くとも、4月までには完成させてもらいたいんです。
中田:4月ですか。。。かなりきついですね。。。
谷口:え、まだ3ヶ月もあるじゃないですか。そんなにかかるものなんですか。
中田:はい、この手のシステム構築には、通常4、5ヶ月はかかるんですよ。
谷口:そうなんですか。。。
でも、今回の新しいシステムは、この夏の商戦の切り札ですから、なんとか調整をお願いしますよ。
中田:そうですねぇ。この提案書の内容に変更がなければ、3か月で何とかできるとは思いますが・・・。
谷口:では、それを条件に、納期は4月10日ということで。
中田:かしこまりました。
では、そのように契約の手続きを進めさせていただきます。
ありがとうございました!
Natsuko: 次は、英語が入ります。
(電話での会話)
(telephone conversation)
中田:先日お送りした修正案、ご覧いただけましたでしょうか。
Chris: Have you looked at the revised proposal I sent to you the other day?
谷口:あれ、ちょうどいいタイミングでしたよ。
Chris: Oh, it was perfect timing.
中田:と、言いますと?
Chris: Which means?
谷口:実は、今年の夏、ハワイ旅行の大キャンペーンを行う予定なんです!
Chris: As a matter of fact, this summer, we plan to carry out a big Hawaii trip campaign!
谷口:ですから、この内容で発注したいと考えております。
Chris: Therefore, we think that we would like to go through with the order with the content described.
中田:ありがとうございます!
Chris: Thank you very much!
中田:さっそく手続きを進めさせていただきます!
Chris: I will proceed with the formalities immediately!
中田:あ、その前に、納期を確認したいのですが…
Chris: Oh, before that, I would like to confirm the day you need this by...
谷口:今年の夏休み旅行商戦に間に合わせたいので、遅くとも、4月までには完成させてもらいたいんです。
Chris: I would like it to be in time for this summer break's holiday market competition, so, at the latest, I would like you to complete it by April.
中田:4月ですか。。。かなりきついですね。。。
Chris: Hmm... April. That's very tight...
谷口:え、まだ3ヶ月もあるじゃないですか。そんなにかかるものなんですか。
Chris: Huh? There's still three months. Does it take that long?
中田:はい、この手のシステム構築には、通常4、5ヶ月はかかるんですよ。
Chris: Yes, in order to build a system such as this, it usually takes four to five months.
谷口:そうなんですか。。。
Chris: I see...
谷口:でも、今回の新しいシステムは、この夏の商戦の切り札ですから、なんとか調整をお願いしますよ。
Chris: But this new system is the ace card in this summer's market competition... please make adjustments somehow.
中田:そうですねぇ。この提案書の内容に変更がなければ、3か月で何とかできるとは思いますが・・・。
Chris: Right. If there are no changes to this proposal document, I believe we can complete it somehow in three months...
谷口:では、それを条件に、納期は4月10日ということで。
Chris: Then, on that condition, the deadline is April tenth.
中田:かしこまりました。
Chris: Certainly.
中田:では、そのように契約の手続きを進めさせていただきます。
Chris: Then, in that way we will proceed with the contract formalities.
中田:ありがとうございました!
Chris: Thank you very much!
POST CONVERSATION BANTER
Naomi: よかったですね。「契約にこぎつけた」みたいですね。
Chris: 契約にこぎつける means "to managed to close the deal."
Natsuko: でも、四月までに完成させてください・・・と言われてしまいましたね。
Naomi: そうそう、普通は完成までに、4、5ヶ月かかるのに、あと3か月しかないみたいですもんね。
Chris: ということは、この会話は、1月とか12月頃にしているんですね。
Natsuko: あ、そういうことですね。計算速いなぁ。って、私が遅いか。(笑)
でも、こういうふうに、営業が納期のきつい仕事を取ってくると、現場の人が大変なんですよね~。
Naomi: あー、ねぇ。なつこさん、実感こもってますね!
Natsuko: はい!
Naomi: なつこさんも、似たような経験あるんですか。「納期」つまり締め切り “deadline” に苦しむとか。。。
Natsuko: もう、毎回ですね。
Chris: 「納期」って「締め切り」ですよね。”deadline” ですか。
Naomi: あ、私の説明、ちょっと言葉が足りなかったですね。同じじゃないんですよね。締め切りは “deadline”、 納期は「商品をお客さんに渡す日」です。
Natsuko: 例えば私の場合は、自分の会社、エアクレーレンから何月何日何時までに、これを翻訳しといて・・・って頼まれますよね。
Naomi: それが「締め切り」。
Natsuko: “deadline” ですね。で、その後、会社の他のスタッフが、例えば私の翻訳を読んで、チェックをします。
最後にお客さんに原稿を「はい、どうぞ」と渡さなくてはいけない。この日が納期なんです。
Naomi: 「納める期限」 と書きますね。
「納める」は「渡す」という意味です。
Chris: あ、なるほど。
Naomi: で、中田さんは営業の人ですからね。契約を取るのが仕事です。少し厳しい納期とか条件とかでも「大丈夫です、任せてください!」って、言わなくちゃいけないんですよね。
Natsuko: でも、もしかしたら中田さん、会社に戻ったら、システムエンジニアとかから、「なんでそんな短い納期でOKしてきたんだ!」なんて、怒られちゃうかも。(笑)
Chris: 十分想像できますね。
Natuko: 私も毎回言ってます!
Naomi:リスナーの皆さんの中には、営業のお仕事をなさっている方はいらっしゃいますか。
Natsuko: あと、営業から厳しい締め切りを押し付けられちゃっている人もいたら、是非、体験を聞きたいです。
Naomi: コメント待ってます!
VOCAB AND PHRASE USAGE
Naomi: では、単語を確認しましょう。最初の単語は、
Natsuko: 「商戦」
Naomi: 最初の漢字は「商売」の「商」ですね。
Chris: “business” or “sales”
Naomi: 次の漢字は「戦い」です。
Chris: “battle” or “war”
Naomi: つまり「商戦」は「商売の戦い」(sales war) ということですが、つまり、会社対会社の「販売競争」のことなんですね。
Natsuko: 例えば、クリスマスの前は物が売れますよね。
会社がクリスマス用の新しい製品を出したりして、少しでも売り上げを伸ばそうと努力します。
それを「販売競争」あるいは「商戦」と言います。
Naomi: クリスマスの時期の競争なら、「クリスマス商戦」になります。商戦というのは英語だと、”sales campaign” に近いんですかね?どうですか、クリスさん?
Chris: でもこの場合は、直訳してもいいと思います。”sales battle” とも言いますね。商戦 literally means "sales war", and it refers to the competition between companies that takes place as they try to outsell their competitors during peak seasons. For example, the sales war during Christmas season is referred to as クリスマス商戦.
Natsuko: 他にも、例えば「ボーナス商戦」とかいう言葉もありますよね。
Chris: ああ、日本の会社は6月と12月にボーナスが出ますね。だから「ボーナス商戦」。なるほど。。。
Naomi: 今回のダイアログは、旅行会社の話なので、「夏休み」に旅行に行く人が多いんでしょうね。こんなふうに使われていました。
Natsuko: 「夏休み旅行商戦」
Chris: "holiday travel battle"
Naomi: では、次の表現に入りましょう。
Natsuko: 「この手の」
Chris: "this kind of"
Naomi: 「手」を使ったイディオムを Upper Intermediate のSeason2 レッスン19 で紹介しましたが、「手」は ”hand” だけじゃなくて、いろいろな意味があるんですよね。
Natsuko: お~なつかしい。ずいぶん前のレッスンでやりましたね。
Chris: へー。
Naomi: 今回のダイアログの「この手」の「手」は「種類」という意味です。
Chris: OK. That's why この手 means “this kind of”.
Natsuko: もちろん、文脈によっては、「この手」が「この方法」という意味になったり、あるいは本当に、 literally に “hand” という意味になったりもしますけど、今回のダイアログの「この手」は「種類」という意味ですね。
Naomi: じゃ、「種類」という意味の「手」の例文をお願いします。
Natsuko: 「最近、この手の本をよく読んでいます。」
Chris: “Recently I'm reading lots of these kinds of books.”
Naomi: じゃ、「方法」という意味の「手」の例文をお願いします。
Natsuko: 「今度はこの手を試してみよう。」
Chris: “Let's try this way this time.”
Naomi: 次の表現をお願いします。
Natsuko: 「切り札」
Chris: "trump card", "ace"
Naomi: カードゲームの一番強いカードを「切り札」と言います。「札」はカードのことですね。「切り」には「終わり」とか「最後」という意味があります。
Chris: じゃ、「切り札」は「最後のカード」っていう意味ですか。
Naomi: その通りです。一番強いカードって最後の最後までとっておく人、多いですもんね。
Natsuko: あ、そうか!だから、最後のカードが、一番強いカードという意味になるんですね。
Naomi: そこから、「一番力のある、人、物、方法」という意味になったんです。
Chris: Uhm, so 切り札 means "trump card" or "ace" like ace up one’s sleeve, and also can indicate the most powerful person, thing or tool and so on.
Naomi: ダイアログの例文をお願いします。
Natsuko:「今回の新しいシステムは、この夏の商戦の切り札ですから、、、」
Chris: “This new system is the ace card in this summer's market competition…”
Naomi: うーん、英語でも “ace card” って言うんですね。
Natsuko: 同じような意味で使うんですね。
Naomi: 勉強になりました。

Lesson focus

Naomi: 今回は、契約の交渉の場面で便利な表現を勉強します。
Chris: 契約の交渉の場面? For negotiation and signing the contract?
私が、営業をしているときに、聞きたかったですね。(笑)
Natsuko: あははは。確かにそうですよね。でも、ビジネスの場面だけでなくても使える表現ですよ。
Naomi: そうですね。今回の表現は?
Natsuko: 「~を条件に」
Chris: “on the condition”
Naomi: ではなつこさん、ダイアログの文章を読んでください。
Natsuko: 「それを条件に、納期は4月10日ということで。」
Chris: "On that condition, we’d like to have it by April 10th."
Naomi: 「条件」ってどういう意味ですか。
Chris: “condition”, “term” or “requirement”
Naomi: 「いいですよ。サインしますよ。でも、条件がありますよ」というときに、「~を条件に・・・」という表現を使います。
Chris: The phrase ~を条件に can be used when you agree on something with reservations. It means "on the condition that ~" or "subject to ~."
Naomi: では、先ほどの文章をもう少し詳しく見ていきましょう。
Natsuko: 「それを条件に、納期は4月10日ということで。」
Chris: 「それを条件に」の「それ」は、なんですか。
Naomi: あっ!JLPTの一級とか二級とかで聞かれる質問っぽいですね。(笑)
Natsuko: あ、そうなんですね。これは、すぐ前に中田さんが「この提案書の内容に変更がなければ、3か月で何とかできるとは思います。」
Chris: "If there are no changes to this proposal document, I believe we can complete it somehow in three months."
Natsuko: と言ってますよね。なので「それ」は「提案書の内容に変更がないこと」を意味しています。
Chris: So それ means that the condition there are no changes to the proposal document.
Naomi: そうです。それが、条件です。
で、文章の後半部分を読んでください。
Natsuko: 「納期は4月10日ということで。」
Naomi: これは、本当は「納期は4月10日ということでよろしいでしょうか」とか「納期は4月10日ということでお願いします」なんですが、省略されてるんですね。
Natsuko:はい。こういう「よろしいでしょうか」とか、「お願いします」の部分は、相手がOKするのがわかっているようなときは、省略されることがあるんですね。
Chris: The sentence それを条件に、納期は4月10日ということで should be followed by よろしいでしょうか or お願いします if saying it in a complete sentence. This shortened sentence can be used when you want to make sure that your understanding is correct just in case. So, you can use this shortened form only when you can reasonably expect a "yes" answer from the person you are speaking to.
Naomi: では、この「~を条件に」を使って、なつこさんと、クリスサンに例文を作ってもらいましょう。
Natsuko: 「タバコをやめることを条件に、彼のプロポーズをOKをした。」
Naomi: ほう!彼はタバコを吸う人なんですね。でも、タバコをやめるなら、結婚してあげるよ!という意味の例文ですね。
Natsuko: そうですね。「私と結婚したければ、タバコはやめて」ということですよね。
Naomi: じゃあクリスさん、例文ありますか。
Chris: はい。「学生のとき、学校の食堂で働くことを条件に、学費をディスカウントしてもらった。」
Naomi: おー。学校の食堂で働くので、学費 “tuition” を安くしてもらったんですね。うん、いい例文ですね。
Natsuko: しかも、いい negotiation ですね。
Naomi: 皆さん、ビジネスの日本語のシリーズは、今回が最後です。
Natsuko: 全部で何レッスンあったんでしたっけ?8つくらいですか。
Chris: そうですね。ちょうど8レッスンでした。
Natsuko: ビジネスメールの書き方、プレゼンテーションの仕方、上司への相談の仕方などを勉強しましたね。日本や、日本人相手に、ビジネスをしている人、あるいはこれから、そういうビジネスをする予定のある人には、役に立つレッスンだったと思います。
Chris: でも、難しいものばかりですから、すぐ忘れちゃいますね。
Naomi:うーん、そうですね~。一回では、なかなか覚えられないかもしれませんね。
Natsuko: 是非、何度も聞いてしっかり復習してください。あと、やっぱり実際に使うのが一番だと思います。
Chris: そうですね。

Outro

Naomi: それじゃ、また次回
Chris: See you next time!

Kanji

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