| INTRODUCTION |
| なつこ: こんにちは、なつおです。 |
| なおみ: なおみです |
| Peter: Peter here. Upper intermediate lesson #4. We Need an Interpreter, part 4. |
| なおみ: 中上級日本語レッスン第4課。なつこさん、今日はお元気ですか。 |
| なつこ: ちょっと風邪気味で声がちょっとあまり良くないんですけれども、ごめんなさい |
| なおみ: いえいえいえ、ピーターに無理に来させられてしまったんですよね。 |
| なつこ: ちょっと治しておけばよかったんですけど |
| Peter: 風邪ですか |
| なつこ: 風邪だと思います |
| Peter: なおみ先生、どうすれば良いですか。 |
| なおみ: はい? |
| Peter: 風邪が移らないように、スタジオから出て行ってもらいますか |
| なつこ: スタジオから出て行きましょうか。風邪がうつるといけないからね。 |
| なおみ: ひどーい、ピーター |
| なつこ: じゃあね。 |
| Peter: なつこ待ってください |
| なおみ: ちょっと責任とってくださいよ、ピーターさん。さて、今日のレッスンですが、山本さんと、松平さんの会話の続きのようですね。 |
| なつこ: 確か同時通訳の依頼をしていましたよね。 |
| なおみ: そうですね。前回のレッスンでは見積書をファックスで山本さんが送る約束をしていましたよね。 |
| Peter: So in the previous lesson, Mr. 山本said, he was going to send a written estimate. |
| なおみ: 今日のレッスンでは、見積り書を松平さんがもらいます。その見積書をみながら山本さんと松平さんが電話で話をしているようですね。 |
| Peter: So in today’s conversation, they are talking about that estimate. |
| なおみ: またビジネスで使われる表現が沢山出てますよね。 |
| なつこ: そうですね。この見積書をめぐる会話というのは多分ビジネスでよく使われるシチュエーションだと思いますので、すぐに役立つエクスプレッションがあると思います。 |
| なおみ: では、今日の会話を聞く前に、一つ聞き取りのポイントがあります。松平さんは見積書の額をどう思っているでしょうか。このポイントに気を付けて聞いていましょう。 |
| DIALOGUE |
| 1. 同僚: 松平さん、FAX来てるよ。 |
| 2. 松平: ほーい。どれどれ。 |
| 3. 松平: うーん、まいったなあ。完全に予算オーバーだわ。 |
| 4. 同時通訳ってこんなに高いのね。 |
| 5. 諸経費がすごいなあ。 |
| 6. 松平: もしもし。山本様でいらっしゃいますか。 |
| 7. 山本: はい。山本です。 |
| 8. 松平: 札幌堂の松平でございます。 |
| 9. さきほど、送っていただいた見積書の方を拝見させていただきました。 |
| 10. 山本: はい。それで、いかがでしょうか。 |
| 11. 松平: はい。諸々の諸経費を含めますと、若干予算オーバー気味ですの |
| で、もう一度詳細の方を再考いたしまして、再提出させていただき |
| たいのですが。 |
| 12. 山本: わかりました。 |
| 13. 松平: あと、同時通訳の料金なのですが、4時間を超えますと料金の方は |
| 一日分となるわけですよね。 |
| 次は英語が入ります |
| 1. 同僚: 松平さん、FAX来てるよ。 |
| 2. 松平: ほーい。どれどれ。 |
| 3. 松平: うーん、まいったなあ。完全に予算オーバーだわ。 |
| 4. 同時通訳ってこんなに高いのね。 |
| 5. 諸経費がすごいなあ。 |
| 6. 松平: もしもし。山本様でいらっしゃいますか。 |
| 7. 山本: はい。山本です。 |
| 8. 松平: 札幌堂の松平でございます。 |
| 9. さきほど、送っていただいた見積書の方を拝見させていただきました。 |
| 10. 山本: はい。それで、いかがでしょうか。 |
| 11. 松平: はい。諸々の諸経費を含めますと、若干予算オーバー気味ですの |
| で、もう一度詳細の方を再考いたしまして、再提出させていただき |
| たいのですが。 |
| 12. 山本: わかりました。 |
| 13. 松平: あと、同時通訳の料金なのですが、4時間を超えますと料金の方は |
| 一日分となるわけですよね。 |
| 1. COLLEAGUE: Mr. Matsudaira, there's a fax for you. |
| 2. MATSUDAIRA: Okay, let me see. |
| 3. MATSUDAIRA: This completely surpasses the budget. |
| Simultaneous translation is this expensive. |
| The sundry expenses are incredible. |
| 4. MATUDAIRA: Hello. Is this Mr. Yamamoto? |
| 5. YAMAMOTO: Yes, Yamamoto speaking. |
| 6. MATSUDAIRA: This is Matsudaira from Sapporo-do. |
| I went over the written estimate that you have just sent me. |
| 7. YAMAMOTO: OK. What do you think? |
| 8. MATSUDAIRA: Yes, when all the kinds of expenses are added, it's a little over our |
| budget. So we will reconsider the details and resubmit them. |
| 9. YAMAMOTO: I see. |
| 10. MATSUDAIRA: Also, regarding the simultaneous translation expense... When it is |
| over 4 hours, the expense is calculated as a whole day expense, |
| right? |
| 11. YAMAMOTO: Yes, that is correct. Regarding the expense, our company has set it |
| a little high, but we are confident that our company's translators |
| have the experience and ability. |
| 12. MATSUDAIRA: Okay, I understand. Because it's a very important international |
| conference, I would like your company's assistance. |
| 13. MATSUDAIRA: (I probably have to look over the budget with the client again... Oh |
| man...) |
| POST CONVERSATION BANTER |
| なおみ: なつこさん、松平さんは見積りの額をどういう風に思っているでしょうかね。 |
| なつこ:高いと思ってますよね。予算オーバーと言ってますからね。予算オーバーと言うのは、Over budget と言う意味ですよね。だから、、松平さんが思っていたよりも、高かったんですよね。 |
| なおみ: そうですね。私が個人的に面白いなあと思ったのは、松平さんは、同僚に完全に予算オーバーだわと言っているのに、山本さんには電話で若干予算オーバー気味なんて言う風にすごくソフトに言ってますよね。 |
| なつこ: そうですね。ずいぶんトーンダウンしてますよね。 |
| なおみ: うーん。お客さんはこれは松平さん、山本さんどっちですか |
| なつこ: 松平さんの方ですよね。松平さんの方がお金を払う側ですよね。 |
| なおみ: おー、じゃあずいぶん弱気ですね。 |
| なつこ:そうですよね。 |
| Peter: 弱気はどういう意味ですか |
| なつこ: Not pushy. |
| Peter: So Naomi Sensei found it interesting that Mr. Matsudaira, the customer said it’s absolutely over budget to his colleagues but when he spoke to the vendor Mr. Yamamoto, he said, it’s a little bit over budget. |
| なおみ: でもこれってよくあることですよね |
| なつこ: うん。取引先にはソフトな言い方をどうしてもしてしまいますよね。 |
| なおみ: 自分の会社以外の人に対しては、一般的に丁寧にお話をしますよね |
| なつこ: そうですね。 |
| Peter: 人によるんじゃないですか |
| なつこ: 人によりますけどね |
| なおみ: そうそうそう。ピーターさんね。はいはい。 |
| なつこ: はいはいはい。 |
| Peter: 私でしたらこの値段あり得ないですよ。 |
| なおみ: よく言ってるのを小耳に挟んだりします。 |
| なつこ: 嫌な客だなあ。 |
| Peter: これは日本のやり方じゃないですか。 |
| なつこ: 日本以外でビジネスした事がないからよくわからないですけど。 |
| なおみ: 日本でも地域によってビジネスの進めかたとかに違いがあるとは思いますので、みなさんがビジネスをする場所によって、しきたりが違うので、そこも注意したほうが良いかもしれないですね。 |
| なつこ: そうですね。あと、もしかしたら業界industryによっても違うのかもしれないですね。 |
| なおみ: 良いポイントですね。 |
| Peter:そうですね。地域のはなしなんですけど、東京だったらちょっと遠距離ですね。Roundabouts この今日の会話良い例だと思いますけれども、大阪でしたらいかがですか。 |
| なおみ: 大阪でビジネスしたことないからちょっとわからないですね。 |
| なつこ: でも多分かなりストレートなんでしょうね |
| VOCAB LIST |
| なおみ: うん。では、今日の単語を見ていきましょう。最初の単語は見積書 |
| Peter: Written estimates. |
| なおみ: 見積もるというのはTo estimate とかto assess という意味です。書というのはpaper とか document という意味ですね。例文があります |
| なつこ: 見積書をファックでします |
| Peter: I am going to fax the estimate. I will fax over the quote. |
| なつこ: 次は予算 |
| Peter: Budget. |
| なつこ: この漢字はBeforehand という意味で、二つ目の漢字は calculation という意味ですね。だからbeforehand calculation がバジェットになるんですね。中々うまくできている言葉ですね。 |
| なおみ: すごいですね、漢字 |
| なつこ: これは、例えばGovernment budget なんかの時にもこの予算という言葉を使いますけれども、もっと普通のdaily life でのバジェットでもやっぱりこの予算を使います。 |
| なおみ: そうですね。例えば、この辺にレストランはある |
| なつこ: たくさんあるけど、予算はいくらぐらい |
| Peter: Are there any good restaurants around here? Well there are so many, what’s your budget? |
| なおみ: 次は諸々 |
| Peter: All kinds of. |
| なおみ: 諸々みたいに、同じ言葉を繰り返して使う言葉たくさんありますよね。 |
| なつこ: そうですね。 |
| なおみ:例えば、色々とか、などなど。 |
| Peter: 諸々聞いた事ないです。これは話す言葉、或は、書く言葉ですか。 |
| なつこ: 両方使いますけど、比較的フォーマルな印象の言葉なので友達との会話とかには出てこないかもしれないですね。 |
| なおみ: そうですね。例えば、テイーンエージャーが諸々さーする事があってって言うのはあんまり言わないですね、きっと。どっちかと言うとお父さんとかが、諸々ありましてとか、そう言う風な感じですね。 |
| なつこ: ビジネスとかで使う事の方が多いと思います。 |
| Peter: 友達と一緒に話す時に、諸々って色々ですね。 |
| なおみ: 諸々よりは、色々とかの方が、友達と話す時は自然だと思います。 |
| なつこ: 次は諸経費 |
| Peter: Sundry expenses. |
| なつこ: これは経費と言うのはExpense, expenses の意味ですね。 |
| なおみ: さっきの諸々の諸と同じ漢字を使ってますが、これ「もろけいひ」とは絶対言わないですね。 |
| なつこ:そうですね。気を付けてください。笑われると思いますんで。「しょけいひ」と読みます。今、なおみ先生が言ったように、この最初に使っている漢字は諸々の諸と同じなので、variousという意味になるわけですよね。 |
| なおみ: 諸経費を先の諸々を使って、諸々の経費という風に言っても同じことです。 |
| なつこ: そうですね。 |
| なおみ:次は拝見 |
| Peter: See, humble form. |
| なおみ: これ何回も出てきているからみなさんご存じだと思います。 |
| Peter: 逆に相手について話した時に、ご覧という言葉を使います。ご注意ください |
| なつこ: 次は再考 |
| Peter: Reconsider. |
| なつこ: これはもうご存じの方もいると思いますけれど、最初の漢字、再というのがもう一度Again という意味なんですね。だから二番目の漢字はto think なので、rethink, think again という意味になります。 |
| なおみ: これ同じ発音で最高the best という意味もありますよね。 |
| なつこ: そうですね。そっちの言葉の方が良く出てくると思いますけど、電話では間違わないように気を付けましょう。 |
| なおみ: 今日の文法に入りたいと思います。 |
Lesson focus
|
| なおみ: 今日の文法ポイントは二つあるんですよね。 |
| なつこ:そうですね。最初は~に関しましては |
| Peter: With regard to. |
| なおみ: ずいぶんこれは、フォーマルな言い方ですけれども、~につきましてはとか、カジュアルなシチュエーションでは、~についてはという風に言われますよね。 |
| なつこ: そうですね。同じ意味ですね。 |
| なおみ: 今日のダイアログに出てきた文章をお願いします |
| なつこ: 料金に関しましては、やや高く設定させて頂いております。 |
| Peter: As for the rate, we made it a little bit expensive. |
| なおみ: 料金についてはやや高くなってますよと言うことですよね。 |
| なつこ: そうですね。この関という漢字が、関係するRelation と同じ漢字なおで、in relation to という風に覚えておくといいかもしれないですね。 |
| なおみ: はい。よく使うのはインタビューなんかの後に、結果につきましては後日連絡いたします。 |
| Peter: We will let you know. We will get back to you. |
| なおみ: 良く使いますよね |
| なつこ: そうですね。次の文法ポイントは~気味 |
| Peter: A suffix meaning a little, a touch of, have a tendency to. |
| なおみ: 今日はなつこさんは実は |
| なつこ: 風邪気味なんです。 |
| なおみ: そうですよね。で、ピーターと私はちょっとスタジオに遅れ気味に来てしまったんですね。こんな風にNoun plus 気味、あるいは verb stem plus 気味という風に使う事があります。 |
| なつこ: ちょっとこうソフトな表現にしたいような時にも使いますよね。 |
| なおみ:そうですね。風邪ですよりは、風邪気味です。遅れましたよりは、遅れ気味。今日のダイアログに出てきた文章は |
| なつこ: 予算オーバー気味です |
| Peter: It’s a little over our budget. |
Outro
|
| なおみ: 今日の詳しい文法に関しましては、PDFで詳しく書いてありますので、是非チェックしてみてください。それから新しい機能ができたの知ってますか。 |
| なつこ: え、何ですか。 |
| なおみ: ビデオボキャブラリーというのができて |
| なつこ: それはどういうものなんですか |
| なおみ: ホームページあるいはiTunesからでも大丈夫なんですけれども、ビデオボキャブラリーというところをクリックすると画面が出てきて、字幕と音声が出るんです。 |
| なつこ: すごいですね。 |
| なおみ: 例えば今日の風邪気味とかっていうのが、日本語で字幕で出てきて日本語の音声と英語の音声がでるんです。 |
| なつこ: Wow! |
| なおみ: 復習に是非役立ててください。それからコメントを書き込む時に今まではアルファベットでしか名前書けなかったですよね。 |
| なつこ: そうですね。 |
| なおみ: でも、今度からカタカナで名前が書けるようになりました。 |
| なつこ: おー、良いですね。何て読むのかすぐわかりますね |
| なおみ: そうですね。私たちには簡単ですよね。 |
| なつこ: そうですね。でも間違えないで書いてくださいね。発音間違えちゃうから |
| なつこ: そうですね。 |
| Peter: Okay that’s going to do for today. Don’t forget to stop by japanesepod101.com and check out the video vocabulary. Also we have a campaign going to write your name in Katakana. Thanks again. |
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