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Lesson Transcript

Japanese
宏史: 私は、夢をみていました。
私は夢をみている時に、たまに自分は「今、夢をみているんだ」とわかる事がありました。
この時もそうです。
私は薄暗い駅に一人いました。(駅のホーム)
アナウンス: まもなく、電車が来ます。
白線の内側までお下がり下さい。
その電車に乗るとあなたは恐い目に遇いますよー(電車の来る音)
宏史: 「変な夢だなぁ。
まぁ面白いから乗ってみるか。」
宏史: 私は自分が夢をみているとわかる時だけ、自由に夢から覚める事が出来ました。
本当に恐くて堪られなければ、目を覚ませばいいと思ったのです。
アナウンス: 出発しまーす。(電車が出発。)
宏史: 「なんだよ、全然怖く無いじゃん。期待はずれだよ。」
アナウンス: 次は活けづくりー活けづくりです。
宏史: 「え、魚の??」(電車が止まる)(男の人が叫んでいる。)
宏史: 「えっ?」
宏史: 振り向くと電車の一番後ろに座っていた男の周りに四人のぼろきれのようなものを着た小人が群がっていました。(小人の声)
小人は刃物で男の体を切り刻み、本当の魚の活け作りのようになってしまいました。
男の体からは内臓がとりだされ床が血まみれになっていました。
私のすぐ後ろには髪の長くて、顔色のわるい女性が座っていましたが、気にもとめない様子で黙って前を見ていました。
宏史: 「なんなんだよこれ?!本当に夢なのかぁ?!」
アナウンス: 次はえぐり出しー、えぐり出しでーす。
女の人: (女性が叫ぶ。「長めで」)
宏史: すると今度は二人の小人が現れ、ぎざぎざのスプーンで後ろの女性の目を抉り出し始めました。
女の人: ぎゃあああああぁぁぁっ!!!!!!
宏史: 女性の顔はものすごい形相に変わり、大きな声で悲鳴を上げました。
目から眼球が飛び出しています。血と汗のにおいがしました。
宏史: 「こんなの付き合ってらんないよ。。。
次は俺の番だ。。。
どうしよ。けど俺には一体どんなアナウンスが流れるんだ?!」
宏史: そこでアナウンスを確認してから逃げる事にしました
アナウンス: 次はひき肉ー、ひき肉でーす。
宏史: 「ひき肉?!
こんなところにいられるか!!!
夢よ覚めろ、覚めろ、、、覚めろ!!」
宏史: いつも、こうすると夢が覚めます。
宏史: 急に変な音が聞こえてきました。
小人が私のひざに乗り、機械みたいなものを近づけてきました。私をミンチにする道具のようでした。(チェーンソウの音)
宏史: 「夢よ覚めろ!夢よ覚めろ!覚めろ、覚めろ、覚めろ、覚めろぉぉぉぉぉぉ!!!」(チェーンソウの音が突然消える)
宏史: 「はっ!!!!」(夢から覚める)なんとか悪夢から抜け出すことができました。
全身汗でびしょびしょになり、目から涙が流れていました。
宏史: (台所で水を飲む)「ゴクゴク。。。はぁ、すごいリアルだったけど。。。あんなの夢だしな。。。もう忘れて寝よう。」
宏史: 次の日友達に夢のことを話しましたが、みんなは面白がるだけでした。。
宏史: それから四年が経ち、大学生になった私はこの出来事はすっかり忘れていました。
そしてある晩、突然始まったのです。
アナウンス: (電車の音)次はえぐり出しーえぐり出しー(女が叫んでいる)
宏史: 「あっ!あの夢だ!」
女の人: (女性が叫ぶ)
宏史: 前回と同じように小人があの女性の眼球をえぐり出しています。
宏史: 「やばい。。。
夢よさめろ。。夢よさめろ!!」
アナウンス: 次はひき肉ーひき肉です。(機械の音)
宏史: 「夢よさめろ。。覚めろ、、覚めてくれぇ!!!」(音が突然なくなる)
宏史: ふっと静かになりました。
宏史: 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、やっと逃げられた。。。。」
宏史: 夢から覚め、目を開けようとした、そのとき
アナウンス: また逃げるんですかー?次に来た時は最後ですよー
Japanese and English
宏史: 私は、夢をみていました。
HIROSHI: I was having a dream.
私は夢をみている時に、たまに自分は「今、夢をみているんだ」とわかる事がありました。
Sometimes when I would dream I'd realize that I was dreaming.
この時もそうです。
This was one of those times.
私は薄暗い駅に一人いました。(駅のホーム)
I was in a dark train station by myself.
アナウンス: まもなく、電車が来ます。
PA: “Train arriving shortly.
白線の内側までお下がり下さい。
Please stand behind the white line.
その電車に乗るとあなたは恐い目に遇いますよー(電車の来る音)
Ride this train and you're in for quite a scare!”
宏史: 「変な夢だなぁ。
HIROSHI: “What a strange dream.
まぁ面白いから乗ってみるか。」
Well, this should be amusing...”
宏史: 私は自分が夢をみているとわかる時だけ、自由に夢から覚める事が出来ました。
HIROSHI: I was always able to wake up at any time I wanted if I realized I was having a dream.
本当に恐くて堪られなければ、目を覚ませばいいと思ったのです。
I figured if it got too scary I could always just wake myself up.
アナウンス: 出発しまーす。(電車が出発。)
PA: “Train departing.”
宏史: 「なんだよ、全然怖く無いじゃん。期待はずれだよ。」
HIROSHI: “What is this? It’s not scary at all – What a let down!”
アナウンス: 次は活けづくりー活けづくりです。
PA: “Next stop, Live Serving – Live Serving.”
宏史: 「え、魚の??」(電車が止まる)(男の人が叫んでいる。)
HIROSHI: “Of what – fish?”
宏史: 「えっ?」
HIROSHI: “Huh?”
宏史: 振り向くと電車の一番後ろに座っていた男の周りに四人のぼろきれのようなものを着た小人が群がっていました。(小人の声)
HIROSHI: When I turned, I saw a man sitting at the back of the train surrounded by four creatures dressed in rags.
小人は刃物で男の体を切り刻み、本当の魚の活け作りのようになってしまいました。
HIROSHI: The four creatures cut up the man's flesh with knives and dressed him like a plate of fresh sashimi served still living.
男の体からは内臓がとりだされ床が血まみれになっていました。
The man's organs were pulled out and the floor was quickly awash with blood.
私のすぐ後ろには髪の長くて、顔色のわるい女性が座っていましたが、気にもとめない様子で黙って前を見ていました。
Just behind me sat a pale faced woman with long hair who stared straight ahead paying no attention to the ghoulish scene.”
宏史: 「なんなんだよこれ?!本当に夢なのかぁ?!」
HIROSHI: “What the heck is this?! Is this really a dream?!”
アナウンス: 次はえぐり出しー、えぐり出しでーす。
PA “Next Stop, Gouging - Gouging!”
女の人: (女性が叫ぶ。「長めで」)
WOMAN: (Longish scream)
宏史: すると今度は二人の小人が現れ、ぎざぎざのスプーンで後ろの女性の目を抉り出し始めました。
HIROSHI: Next, two more creatures appeared and began gouging the woman's eyes with serrated spoons.
女の人: ぎゃあああああぁぁぁっ!!!!!!
WOMAN: (scream)
宏史: 女性の顔はものすごい形相に変わり、大きな声で悲鳴を上げました。
Her face took on a fierce look and she let out a terrible scream.
目から眼球が飛び出しています。血と汗のにおいがしました。
Her eyeballs came out of their sockets and the smell of blood and sweat filled the train car.
宏史: 「こんなの付き合ってらんないよ。。。
HIROSHI: “Okay, I don't want to play anymore!
次は俺の番だ。。。
Next it's going to be me...
どうしよ。けど俺には一体どんなアナウンスが流れるんだ?!」
what am I going to do? But what will MY announcement be?!”
宏史: そこでアナウンスを確認してから逃げる事にしました
HIROSHI: I decided just to listen to the announcement and then run”
アナウンス: 次はひき肉ー、ひき肉でーす。
PA: “Next stop, Minced Meat - Minced Meat.”
宏史: 「ひき肉?!
HIROSHI: “Minced Meat?!
こんなところにいられるか!!!
I don’t think so – I’m out of here!
夢よ覚めろ、覚めろ、、、覚めろ!!」
Wake up, wake up! Wake Up!!”
宏史: いつも、こうすると夢が覚めます。
HIROSHI: “This is how I always wake up from dreams.”
宏史: 急に変な音が聞こえてきました。
HIROSHI: Then, I heard a strange sound.
小人が私のひざに乗り、機械みたいなものを近づけてきました。私をミンチにする道具のようでした。(チェーンソウの音)
A creature hopped onto my knee and brought a machine close to my body - probably the tool intended to turn me into minced meat.
宏史: 「夢よ覚めろ!夢よ覚めろ!覚めろ、覚めろ、覚めろ、覚めろぉぉぉぉぉぉ!!!」(チェーンソウの音が突然消える)
HIROSHI: “Wake up, wake up, WAKE UUUUUPPPPP!!!”
宏史: 「はっ!!!!」(夢から覚める)なんとか悪夢から抜け出すことができました。
HIROSHI: I was able to get out of the dream.
全身汗でびしょびしょになり、目から涙が流れていました。
I was covered in sweat and tears were running down my face.
宏史: (台所で水を飲む)「ゴクゴク。。。はぁ、すごいリアルだったけど。。。あんなの夢だしな。。。もう忘れて寝よう。」
HIROSHI: (Gulp, gulp) "Ah! That was so realistic... But it was just a dream... I need to forget it and get back to bed.”
宏史: 次の日友達に夢のことを話しましたが、みんなは面白がるだけでした。。
HIROSHI: The next day, I told my friends about the dream but they just laughed.
宏史: それから四年が経ち、大学生になった私はこの出来事はすっかり忘れていました。
HIROSHI: Four years later, when I became a college student I had forgotten all about the dream.
そしてある晩、突然始まったのです。
But it started suddenly one night...
アナウンス: (電車の音)次はえぐり出しーえぐり出しー(女が叫んでいる)
PA: “Next stop, Gouge - Gouge…”
宏史: 「あっ!あの夢だ!」
HIROSHI: “Oh! It's that dream again!”
女の人: (女性が叫ぶ)
WOMAN: (scream)
宏史: 前回と同じように小人があの女性の眼球をえぐり出しています。
HIROSHI: The creatures gouged out the woman's eyes just as before.
宏史: 「やばい。。。
HIROSHI: “Not good!
夢よさめろ。。夢よさめろ!!」
Wake up! Wake UP!!”
アナウンス: 次はひき肉ーひき肉です。(機械の音)
PS: “Next stop, Minced Meat - Minced Meat.”
宏史: 「夢よさめろ。。覚めろ、、覚めてくれぇ!!!」(音が突然なくなる)
HIROSHI: “Wake up! Wake UP! PLEASE, WAKE UP!!!”
宏史: ふっと静かになりました。
HIROSHI: Suddenly it was quiet again...
宏史: 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、やっと逃げられた。。。。」
HIROSHI: “Finally, I got away…”
宏史: 夢から覚め、目を開けようとした、そのとき
HIROSHI: I awoke from the dream but the moment I went to open my eyes I heard it...
アナウンス: また逃げるんですかー?次に来た時は最後ですよー
PA: “Running away again? The next time will be your last!”

Kanji

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