Lesson Transcript

なぜチョコレート染めを作るようになったかというと
日伊国交150周年記念の時に
イタリアの方がお土産にチョコレートを用意したんです
それもトリノという
イタリアでは一番有名なチョコレートを作っておられる
そういうところなんですけども
そこでチョコレート染めを作りたいという話を
物語まして絹のつながりからチョコレートのつながりも含めて
着物をチョコレートで染めたいって言ったんですね
そしたら向こうの政府がそれ用のカバンで
それでハンドキャリーで持ってきてくれたカカオパウダーで
実際染めたんですけど半分ぐらい失敗しました
なぜかというとチョコレートの香りがしないから
本当は見てもらう触ってもらうと分かるんですけども
ここにチョコレートを付着させてるんですね
カカオパウダーをここに海苔というものをつけて
付着させて作り上げた着物なんです
でも職人さんもすっごい嫌がられたんですけど
やったことない
やったことないんだったらやってみようって
とりあえずやってみようできなかったら謝ってくれたらいいから
とりあえずやってみようってやってもらって
ようやく出来上がった
だんだん調子に乗られはってね
カカオを15%入れてもらったらいいって言うてんのに
30%とか入れて
もう料金入れたらいいっていうもんじゃないっていうところなんですが
そういうところで実際に
ここの中に入ってるという
年間ぐらいはもう香りはしてたんですけど
今はもうしてないですね
長いことあれしたので
そういう風なものを実際に作り上げたっていう感じですかね
はいじゃあ今からですね
私のアシスタントがこの状態
その状態から着物をどういう風に着せて
着ていくか
それをちょっとお見せしたいと思います
じゃあお願いします
タビッパという形のものですが
本来はタビを履きます
これは女性が着る肌着になります
2つに分かれるものもあるんですけども
これは1枚の肌着ですね
次は長襦袢
長襦袢っていうのは
着物と肌着の間
今締めるのは
腰紐
腰に紐を置くから腰紐
これは伊達締めっていう文ですけど
腰紐を隠すという役目と
さらに強く崩れないようにする
そういう意味の
役目の仕事の小物ですね
先ほど紹介したチョコレート止めを
自分の自分で来ていただく
自分で来ていただくことを
自相って言いますね
それで来てもらいます
それで来てもらいます
ご視聴ありがとうございました
ご視聴ありがとうございました
ご視聴ありがとうございました
ご視聴ありがとうございました
今おはしおりをきれいにしました
おはしおりっていうのは
こちらここですね
長さを調節できる
141センチの人から
184センチぐらいまでかな
その人には着付けができるという
そういうふうな作業を
これでサイズをしていくというところですね
伊達締めを締めて
先ほど言った腰紐を隠すため
それだけではなく
より強く崩れないようにするために
作り上げた伊達締めというものを締めます
今彼女がしているのは
より崩れないためにやる分なんですが
僕が結ぶやり方っていうのは
早く締められて早く解ける
早く脱がせる
そういう作業でやっている着付けなんで
ずいぶん違うと思います
ここから前板
帯自身をきれいに見せるようにする作業ですね
そういう作業の小物を使います
こちらですね
変わり結びができるようにというので
わざと帯芯を
薄い薄い帯芯を入れているんですね
本来でしたらもっと分厚い
これだけ柔らかい素材であれば
分厚いものを入れるんですが
変わり結びをするために
この中に細工をしています
帯芯というものを必ず入れるんですけども
これだけ柔らかいものでしたら
硬い帯芯をしなきゃいけない
でもそれをあえて柔らかいもので
変わり結びができるように作りました
これもチョコレートで染めたんですよ
大きな違いは
自相と多相
人にやってもらう自分でやるっていうのは
帯の最初の置き方ですね
入れ方が全然違うというところで
ちょっと戻ってもらって
ここでないと見えないから
すごく大事なことは
後ろ見えてないんですよ
鏡があるから
ここの頭の中で大体想像しながら
こういう風にしていったら
ここにこう持ってくれば
いい結び方ができるっていうところが
分かるんですけども
メーカーによって
帯の長さが違うんですね
大体4メーター20
僕のところが4メーター20で
それは彼女は分かっているので
大体それでどういう風にできるかっていうのを
考えてやっていってます
これ今作ってるのは
後ろのお太鼓柄をどういう風になるかっていうのを
考えながら彼女は作っていってます
帯結びはもう本当に
何百通り何百通りあるんですね
その中で僕が言ったのは
カジュアルなものに
簡単に結べて
可愛いよねっていうような
そういう風な結び方を
今アイコンタクトで撮って
作り上げました
ここでできたものを
ぐるっと後ろに回して
作り上げると
次は帯を上げるから
後ろをグッと
ここがね
グッと上がるから帯上げ
そういう風に言います
彼女に
この
帯上げがいいよって言ったのは
実はこの長襦袢と揃えなんですね
こういうところも
おしゃれさを楽しんでいただく
チラッとしか見えないけども
おしゃれだねって言われるような
そういうところを考えて
合わせました
帯上げの出方ですね
これもいろいろあるんですけども
おしゃれにされているものであれば
少し多い目に出すと
さらにおしゃれになるので
ここから
ちょっとまでやったら行き過ぎないね
ここから長襦袢が出るんですね
動くと
この時に
あれこれどこかで見たことあるねって言うと
ここに戻っていく
こういう形
これが
大正
昭和
平成
今令和ですか
こういうところで
明治大正昭和
ぐらいまでは
こういう風な
合わせ方っていうのが
流行ってました
僕がこれ
実はデザインしたんですけどね
面白いのがね
こちら
トランプの色
トランプの柄ですよね
これ
色を反対向けにしてあるんですよ
これを
テレビの
NHKで有名な
大大大獣に
これを見せた
帯として作ったんですよ
だからみんながね
問い合わせが来てね
トランプが反対向きの柄だよ
って言われたんですよ
だからそれは
洒落で作ったんだって言って
NHKさんに
言ったんですね
簡単な
ワンポイントだけ
言いますけども
よくね
同じ着物で
あの
撮影で
旅館の
おかみさんの
役柄
それ
用意してください
極妻っていうね
映画
僕いろいろ
何本も
やらせてもらったんですけど
その
着付けの
やり方
それだけで
全然
同じ着物で
誓うんだよ
っていうのが
出てくるんですね
旅館の
おかみさんの
役柄って
まさしく
そうです
あとこれを
中に入れて
全く見えないようにする
単純に言うと
これで旅館の
おかみさんなんですね
あとは
彼女が
いかに素敵に
演技をするか
だけなんです
次は
極妻をする
極妻の
役柄に
見えるようにするためには
どうしたらいいか
っていうのを
ちょっとやってみますね
襟を抜く
これちょっとね
芯が入ってるから
自由に
聞かないんですけど
襟を抜くっていうのは
ここを大きく
広げて見せる
でも崩れちゃいけないんですね
調整するっていう
ところなんです
極妻っていうのは
こういう風にするだけで
ちょっと崩れて見える
っていうようなところ
帯揚げなんかも
少し多い目に出しちゃう
そういう風にすると
これだけで
感じが変わってくる
そういうことです
ご視聴ありがとうございました

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