Lesson Transcript

これはべルリン国際映画祭でレッドカーペットを歩いていただいた
そういう着付けの仕方なんですけども
女優さんには女優さんの良さがあり
今回着用してくれるモデルさんにはモデルさんの良さがあったと思うんですね
同じように着せているように見せているんですが
いかに背が高く細く若く綺麗に見えるように考えました
実際例えば家庭画法で私がよく表紙を仕事としてやっているとき
どういうふうな着付けの仕方をするか全然違うんですね
これの大体10倍の綿を使います
綿をどこに入れてより素敵になる女性を作るかっていうのを
ちょっと見てもらいたいと思います
綿を入れることによってふくやかになる
これをちょっと簡単に今撮影用に簡単に分かるようにしますね
こんな雑な入れ方じゃないんですけども
ふくやかさが全然違うというこの判断をしてもらうように
ここに入れるんじゃないです
長襦袢の下ですね
長襦袢の下に入れることになります
違いをちょっと分かってもらうようにすると
こっちから見たときの胸のふくらみ
分かりますかね
こちらからちょっとこっち綿が見えますけど
入れたときの胸のふくらみ
全然違うでしょう
撮影するときにこちらの方がすごく雑誌としては綺麗に見えるという
そういうところです
あともう一つポイントはこの帯揚げですね
帯揚げの中にも綿を入れます
それを入れることによってかなりここにボリュームが出て
綺麗に見えます
よくタオルを入れましょうとかね
そういう人がいっぱいいるんですけども
着付け教室なんかでも
極端に言うと綿はその部分部分で
自分が足りてないところ
ここに入れ込むことによって
すごくふくやかに見える
そういうふうなところを
作るためにしてるんですね
それをタオルとかそういうもので入れちゃうと
全体が膨れてしまうんで
だるまになります
だるまに見えないように
このポイントポイントポイントで
作り上げていくってことがすごく大事なんですね
で、えっと
分かりやすく言うと
この違いはこんな感じです
分かりますかね
先ほどペタッとなってたものが
このようにふくやかになって
綺麗になると
もっともっと足していくんですけどね
本来は
だからこっち側と
これがちょっと分かりにくいかもしれないけど
この違い
これを綿で工夫していくんです
で、今簡単にそれをしてるんですけども
座るときはここの中に紙を入れる
そういうふうにしてシュッとするようにすると
これをね、面白い話ですけども
この話を聞いた人が動く撮影のときにもね
綿入れたんですよ
動いてたらなんか白いもんがボンボンボンボン落ちてくるよと
あくまでも座っている姿や立ち姿のときに
こういう綿の入れ方をするときれいですよっていう
そういう雑誌の着付けの仕方と
いわゆる記者会見なんかで歩くときの
着付けのワンポイントの違いですね

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