Lesson Transcript

これからいろんな作品を作ったものがあるので
それを見てもらいたいと思います
こちらにある着物の説明をちょっとしたいと思うんですけども
歌舞伎の衣装
歌舞伎っていうのは430年前から演目、テーマ
いわゆる役柄やそういうものによって衣装の柄が決まってるんですね
こちらが実際にオキナという役柄で着られる着物を帯に仕上げたんです
オキナっていうのはどういう衣装かっていうとね
これ格子になってるでしょ
よく僕はバーバリーの人たちといろんな食事をしたりとか言って
バーバリーってすごいだろってバーバリーってすごい歴史があるんだよって言われた時に
いやこれバーバリーの柄のコピーだねって言われたことがあるんですね
いやいやバーバリーってたかたか150年ぐらいかな
どうかちょっとわからないけどそれぐらいでしょ
これ430年前の柄ですよって
縦糸が何本目にこの色が出てくるんだよっていうことを
全部考えて作ってるのがオキナゴーシだよって言うたら
で実際にうちのアシスタントが私もこれを着たいって言ってもらって
じゃあ歌舞伎役者さんに失礼だから
オキナゴーシを実際に全く同じもので
着物を作るっていうのは失礼だから
あなたに似合う色を染めて
糸を染め替えて作ろうねって言ってね
作り上げたのがこのオキナゴーシの着物です
これは何の色かわかりますか
これはまさしくロサンゼルスドジャーズの色なんですね
これは始球式をするために作ったもので
ドジャーズ球場っていうのはロサンゼルスの中にあるんですけども
実際にロサンゼルスの街並みってどうなのって言われると
いろんな建物があったりハリウッドがあったり
そういう風な自分の思い出のところをスケッチして
それをデザインしたんですね
僕の下手な絵で
それを職人さんが染め上げてくれた
そのような作品です
この着物がどうしてできたかっていう説明をね
ちょっとさせてもらいますね
ロサンゼルスに行くことが多かったんですね
そこの大使館
僕着物を着ながら始球式やりたいですよって
半分冗談でそんなことを言ったことがあるんですけども
いやそれ面白いね
日米協会今年100周年だから
それに参加してみたらどうとか言われて
そういう仕掛けの中で
ドジャーズの着物を作ろうと
ドジャーズの着物って何?って言うと
やはりロサンゼルスの街の人たちに愛されて
ドジャーズは成り立っているので
着物の中にロサンゼルスの街並みをスケッチして
それをデザインしました
これをドジャーズ球場で着て
始球式して
ちゃんとスライク入ったんですよ
周りの歓声とか何か言ったら
ほとんど聞こえないんですよ
声が聞こえないのはなぜかっていうと
球場が大きいから
もうほとんど聞こえなくって
何や全然みんな関心なかったのかな
っていうような思いしか残ってないですね
でもテレビとかでは
すっごい歓声があったみたいで
すごい喜ばれて
着物で至急式するなんてっていうのは
あくる日の新聞、テレビ
約世界各国の200社ぐらいが取り上げてたみたいで
私自身もびっくりしましたし
イチロー選手より僕の記事の方がね
すごい大きく取り上げられてたっていうのが
後から分かったことですね

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