Lesson Transcript

母親が着物が大好きだった人間なんですね
母親の着物姿、後ろ姿
いわゆるお正月の時に着物を着てお手伝いをして
かっぽう着の中から袖が出てる
それを僕は小さい時に引っ張ってたっていうのが
一番の着物姿
母親が着物を着て
それを見て僕は着物業界に入りたいなと
おじいちゃんもそういうふうなことをやってたから
って興味があって
小さい時どんなだったかっていうの
もうとりあえず気にのぼる近所の屋根
登っていったり
本当に元気でした
とりあえず気にのぼる近所の屋根
前に友達が一生懸命走ってるのに
僕の方が早いんでそれを追い抜いて
結局ひっくり返ってこけたっていう
馬乗っても喜んで馬蹴って
馬もびっくりして僕落ちちゃったとかね
そういうふうな思いでしかないですね
小さい時に子供が乗ってきて
思い出しかないですね
小さい時に魅力的に感じたことっていうのが
みんながこれきれいだね
これおいしいねって言われても
そんなことより
この木って何でできてるんだろうと
この木はどういう意味があって
生まれてきたんだろうとかね
そんなような
ここには何が住んでるのかなって
どんな虫が住んでるのかなとかね
常に他の人と
お前何言うてんねん
アホちゃうかって言われるような
考え方が多かったですね
きれいに見えるものっていうのは確かに
すごくきれいに
例えばチューリップがきれいだね
こういうものがきれいだねって言うけど
私は作られたきれいさって感じないんですね
例えば雑草を見て感動するんです
庭にある花を見て育てて肥料をやってきれいだなと
そうじゃなくて雑草は一生懸命生きてるんですよ
そういう姿を見る方がきれいでそれを感銘する
そんな感覚でしたね小さい時から
本当に小さい時から
僕のおじいちゃんがね
すごい有名な友善作家やったんですよ
みんな親戚が集まる時に
松下先生を教えたのは
うちのおじいちゃんだよっていう
あ、成長会なっていうようなそんな流れで
そういえば僕小さい時
おじいちゃんの膝の上に座って
絵描きをしてたなと
おじいちゃんにこういう色を出すんだと
それがねすごい記憶に残ってるんですよ
おじいさんの工房っていうのが
その親戚の家の2階にあるんですね
そこは仕事場だから上がったらいけない
って言われたんですけど
やんちゃな私にすれば
いけないって言われたら絶対行こうと
それで行って見てたら
おじいちゃんがここに座ってこれって言って
筆をも出してもらったんですね
それがもうすごい記憶にあって
そこでその色の出し方を教えてもらった
4つの色をチョンチョンチョンと塗って
線を引くという
これで1つの色が出てくると
これをカットすると
いろんな色になるっていうことを言われて
今から考えたらパソコンの
この色とこの色と合わせるっていうのも
これをピッピッピッってやったら
出るじゃないですか
これをおじいちゃんは小さい時
アナログで見せてくれてたんだな
っていうのを分かりましたね
若くにして両親早くに亡くしてるんですね
母親が最後に僕に病院でね
言った言葉がね
あなたは出来が悪いから
人より3倍頑張れなさい
それで1人前やって言われて
そうか僕それで1人前になるんか
って思ったんですね
じゃあ頑張って頑張って頑張って
これで1人前になるんだったら
あと2つ頑張ってみようと
頑張って頑張って頑張って頑張って
頑張ってみようと
で私は世界一になろうと
もう本当に一番でないと
認めてもらえないだろうなと
だから世界一
とみたでなきゃできないことっていうのを
つかんでみようっていうのを
思ってやってるんですけど
まだまだですね
今まで僕唯一母親に
出来なかったことって恩返しなんですよ
何を一生懸命やっても
悪いことしかしてなかった
悪いことばっかりやってきた
そういうところの中での恩返しかな

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