Lesson Transcript

使えるのは年中使えるんですけど
使う時期っていうのはすごく限られている商品です
僕は10月とか11月ぐらいから1月ぐらいまでのレンコンが
やっぱりすごく美味しくて好きなんですけど
細いのからだんだんと太くなってきて
何星もつながって泥付きでくるんですけど
ちっちゃい方のから2節目のやつをなるべく買うようにしています
ここが一番大きさとか身の質感とか状態とか良くて
これ2つ目を使うっていう天ぷら屋さんが多いんじゃないかなと思う
穴が開いていてその上がっていく時の姿が美しいっていうので
分かりやすいので今日ちょっとレンコンを使ってしまいます
泥付きのものを使います
これも揚げる直前に洗います
皮を剥く人もいますが僕は皮付きの方が香りが出て甘みが出るので美味しいと思いますので
僕は皮付きのままいきます
下のこの固い部分ですねここはいらないので結構しっかり落とした方がいいと思います
こういう感じですね真っ白で
切れない包丁だと真っ黒になったりとかもするので
ナイフは切れる方がいいと思います
あとやっぱり切るのも直前ではないと
この切ったところがここが明らかに変色してアクが出てきます
だから切って紙で水気を抑えてそのまますぐ揚げるっていう形の方が
綺麗な天ぷら美味しい天ぷらになると思いますので
ここを注意した方がいいと思います
輪切りにして穴がいっぱいこう開いてると思うんですけど
その穴の中に衣がこう詰まってしまわないように
穴から全部先が見える状態になるように揚げてください
衣がちょっと濃いなと思ったらトントントンって落として
穴がスーッと開いてる状態にして油の中に入れるか
ちょっと激しめにバーンと油の中に投入して
勢いでこう詰まらないように
この穴の中の壁の側面からも衣がついてるところは
全部衣に穴が開いて水分が抜いていくから
上がっていく方が早いんです
優しい温度で
レンコン自体が本当に美味しい時期で
自信がある時期にはやっぱり野菜のメイン食材として考えて
サポートとして前後を引き立てる食材として使う時は
切り方を変えてみたりとか厚さとか
そういう風に使ってみると
自分自身の引き出しの幅も広がるので
色々そこら辺も考えてやってみると面白いと思います
食材の持ってる元々の色合いを
対比として見せるような感じで
半分にカットして置いていくんですけど
レンコンをあげて食べてみたら
トウモロコシの味がするみたいな
甘みが出るような感じになるので
どちらかというと白い方のトウモロコシ
ピュアホワイトっていうタイプの
トウモロコシの甘みがするっていう
お客さんが言い出してくれて
僕も今お皿の上に出す時に
トウモロコシの味がしますって言って出してます
その言い方とかもあえてボソッと言って
え?って思わすような感じで
愛想なく言ったりとか
言葉の抑揚のテクニックっていうか
いつもベラベラっと喋ると
出していくテンポも悪くなるので
簡潔に
ただレンコンをあげてトウモロコシの味になるまでには
かなりの修練が必要で
ただあげただけでレンコンあげてトウモロコシの味って言っても
何言ってるんだろうっていう風になるので
それは注意してください
ちゃんと自分でそういう風になるようになってから言ってください
そこは大事なとこです
嘘つきにならないように

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