Dialogue

Vocabulary (Review)

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Lesson Transcript

夏の思い出
あなたの「夏の思い出」は何ですか。
日本の夏の風物詩には、花火大会や海水浴でのスイカ割り、麦わら帽子、サンダル、蚊取り線香などが挙げられます。また、向日葵や朝顔などの色鮮やかな花も夏を象徴していますね。
しかし、世代を超えて愛される名曲・『夏の思い出』が描くのはそのような賑やかで華やかな場面ではありません。
福島、群馬、新潟の三県にまたがる日本最大の湿原地帯・尾瀬。この沼に咲く「水芭蕉」という純白の花とその芳しい香り、沼の中の小道や浮き島を歌っています。
1949年 (昭和24年)、ラジオで発表されて以来、今では教科書に掲載され日本中の子ども達が歌ったり縦笛などで演奏したりしています。
意外なことに作詞者の江間章子(えましょうこ)も作曲者の中田喜直(なかだよしなお)も、実際には尾瀬沼を訪れた経験がないままこの曲を作ったそうです。それなのに、60年以上経っても多くの日本人に歌い継がれ、この曲がきっかけで尾瀬を旅する人が絶えないのはなぜでしょう。
おそらく、日本人の心象風景の一つに尾瀬のような雄大な自然があるからではないでしょうか。
青い空や遠くの山々が映る鏡のような水面は、静かで心癒される光景。霧が出て幻想的に煙っているときや、薄紅色の夕暮れもまた趣があります。
雪が解けた5月末から6月に咲く水芭蕉は清楚で奥ゆかしく、沼の所々に群生しています。その花言葉は「美しい思い出」。『夏の思い出』という曲はゆったりしたメロディーで、初夏に旅した尾瀬の豊かな自然を想像させ、優しい気持ちにさせてくれる歌です。

Kanji

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